
2003年 文庫判 P540 カバーテープ留め大(一部剥がそうとした痕跡あり)、少スレ
松谷みよ子が長年にわたるライフワークとして全国から聞き書きによって採集した「現代の民話」をまとめたシリーズの第5巻。
1986年に立風書房から刊行されたものを文庫化。
“死んだ自分を見た人の話。
自分の戦死を告げに家族の元へきた兵士の話。
花野に出たり、死者に手招きされたり、生き返った人たちの話のかずかず。
人間ばかりでなく、牛や馬の生まれ変わりまで!
神秘に満ちた語りの深奥に日本人の、人類の、未知の部分が、かいま見える。”(カバー裏紹介文)
目次:
文庫版まえがき
序文 明日の民話のために
【第一章 あの世へ行った話】
あの世へ行った話考
一 あの世への道
{死んだ自分を見る/空を飛んで行くエスカレーターやチューブの中をのぼって行く/暗闇・もやを行く}
二 川や花野などにでる
{川へでる/花野へでる/花野・川などへでる/橋にでる/舟で行く/崖のところへでる/海へでる/泉へでる/駅のようなところへでる}
三 極楽
{仏などにあう/極楽の門や御殿へ行く蓮の花池へ行く/寺へ行く・坊さんにあうなど}
四 地獄
{閻魔にあう/鬼にあう/血の池・火の海・火の車など/ボタ餅地獄}
五 あの世からの迎え
{身内や友人などの迎え/神仏・天人・死神などの迎え/馬車・舟・車などの迎え}
六 あの世へ連れて行く
{私におくれ(精霊などによる)/身内や友人が連れて行く}
七 あの世で守る
八 生き返った死者
九 あの世の存在
{あの世があったら知らせる・あの世のくらし/あの世からのことづて/花と死者/あの世にいる子にあう/あの世からきて遊んでくれる}
【第二章 死の話】
死の話考
一 死の知らせ
{カラスなど鳥やけものによる死の知らせ/鳥や蝶などが現れる/仏壇の鉦が鳴るなど/魂の訪れ/ゆすぶられるなど/声を聞く/戸をたたく音など/下駄の音・足音など/表札・額などが落ちるなど/水を飲む/何者かに知らされる/死の知らせさまざま/棺を選びにくる/忘れものを取りに来る死者}
二 寺へ来る死者
{姿を現す/音・気配・火の玉など}
三 死の予知・予告
四 戦死を告げに帰った兵隊たち
{姿を見せる/火の玉や声などで戦死を告げる}
五 うらみ
{本妻の思い/のろって死ぬ}
六 死者からのサイン
{あの世からのたのみ/まつってくれ/死者からの注意など/琴を教える/墓からの声/一/二/布団の怪/殺された人からの呼びかけ}
七 死者からの贈り物
{病気をなおすなど/夢の鉢}
八 死んだあと姿を見せる
九 蝶や虫になって
十 幽霊
{幽霊にあう一/二/子育て幽霊/姫君など/幽霊とごちそう/池の怪/さわぎたてる幽霊/遭難者の幽霊/建設現場・工場に現れる幽霊}
【第三章 生まれかわり】
生まれかわり考
一 足のうら・手のひらなどに字
二 生まれかわりさまざま
三 生まれかわってたたる
四 前世の記憶
五 馬や牛など
あとがき