百物語怪談集成 正続2冊揃 叢書江戸文庫2・27 責任編集:高田衛、原道生 校訂:太刀川清 国書刊行会

1991年2刷、1993年 P373、380 正巻函カバー上角少欠損 函天部少ヤケ

↓詳細は下記の画像および説明文をご参照ください。↓

販売価格

6,500円(税込)

購入数

国内文学古典文学(近世以前)

妖怪・幻獣・神話・民間伝承日本・東洋の神話・説話・民間伝承・妖怪

江戸の文化・風俗

全集・セット本



1991年2刷、1993年 P373、380 正巻函カバー上角少欠損 函天部少ヤケ

●正巻●
“青い紙で張った行灯に灯心を百本入れる。恐しい話を交代で語り、一話終わるごとに灯心を一本一本消してゆく。怪談が百話に至り、火が全て消えたとき、そこに怪異が出現する……………。江戸時代この百物語怪談会によって多くの怪談集が編まれた。
無実にして主家に惨殺された下女の怨みが引き起す血の幻想、灰の中よりふるい立つ火葬死体――秋成、鏡花へと連なる巷説、異聞の数々。「諸国百物語」「御伽百物語」「太平百物語」を収録。”(カバー裏紹介文)

目次:
【諸国百物語】
巻之一
 {一 駿河の国板垣の三郎へんげの物に命をとられし事/二 座頭旅にてばけ物にあひし事 付タリ 三条小鍛冶が銘の刀の事/三 かわちの国くらがり峠道珍天狗に鼻はぢかる事/四 松浦伊予が家にばけ物すむ事/五 木屋の介五郎が母夢に死人をくいける事/六 狐山伏にあだをなす事/六 蓮台野二つ塚のばけ物の事/七 後妻うちの事 付タリ 法花経の功力/八 京東洞院かた輪車の事/九 下野の国にて修行者亡霊にあひし事/十 出羽の国杉山兵部が妻かげの煩の事/十二 するがの国美穂が崎女の亡魂の事/十三 えちぜん越前の国永平寺の新発意が事/十四 せつちんのばけ物の事/十五 敦賀のくに亡霊の事/十六 栗田源八ばけ物を切る事/十七 本能寺七兵衛が妻の幽霊の事/十八 殺生をして白髪になりたる事/十九 会津須波の宮首番と云ふばけ物の事/二十 尼が崎伝左衛門湯治してばけ物にあひし事
巻之二
 {一 遠江の国見付の宿御前の執心の事/二 相模の国小野寺村のばけ物の事/三ゑちぜんの国府中ろくろ首の事/四 仙台にて侍の死霊の事/五 六端の源七ま男せし女をたすけたる事/六 かゞの国にて土蜘女にばけたる事/七 ゑちごの国猫またの事/八 魔王女にばけて出家の往生を妨げんとせし事/九 ぶんごの国何がしの女ばう死骸を漆にて塗りたる事 /十 志摩の国雲松と云ふ僧毒蛇の難をのがれし事/十一 熊野にて百姓わが女ばうを変化にとられし事/十二 遠江の国堀越と云ふ人婦に執心せし事/十三 奥州小松のしろばけ物の事/十四 京五でうの者仏の箔をこそげてむくいし事/十五 西江伊予が女ばうのしうしんの事/十六 吉利支丹宗門の者の幽霊の事/十七 紀伊の国にてある人の妾死して執心来たりし事/十八 小笠原どの家に大坊主ばけ物の事/十九 もりの美作どの屋敷の池にばけ物すみし事/二十 ゑちぜんの国にて亡者よみがへりし事}
巻之三
 {一 伊賀の国にて天狗座頭にばけたる事/二 近江の国笠鞠と云ふ所せつちんのばけ物の事 /三 大石又之丞地神のめぐみにあひし事/四 江州白井介三郎が娘の執心犬じやになりし事/五 安部宗びやうへが妻の怨霊の事/六 ばけものに骨をぬかれし事/七 まよひの物二月堂の半玉にをそれし事/八 奥嶋検校山の神のかけにて官にのぼりし事/九 道長の御前にて三人の術くらべの事/十 加賀の国あを鬼の事/十一 はりまの国池田三左衛門どの頃の事/十二 古狸さぶらひの女ばうにばけたる事/十三 慶長年中いがの国ばけ物の事/十四 ぶんごの国西迎寺の長老金に執心をのこす事/十五 備前の国うき田の後家まんきの事/十六 下総の国にて継子を悪みてわが身にむくふ事/十七 渡部新五郎が娘若宮の児に思ひそめし事/十八 いがの国名張にて狸老母にばけし事/十九 艶書のしうしん鬼となりし事/二十 賭づくをしてわが子の首を切られし事}

巻之四
 {一 端井弥三郎ゆうれいを舟渡しせし事/二 ゑい山の源信ぢごくを見て帰られし事/三 酒のいとくにてばけ物をたいらげたる事/四 ゆづるの観音に兵法をならひし事/五 牡丹堂女のしうしんの事/六 たんば申楽へんげの物につかまれし事/七 筑前の国三太夫と云ふ人幽霊とちぎりし事/八 土佐の国にて女のしうしん蛇になりし事/九 遠江の国にて蛇人の妻をおかす事/十 あさまの社ばけ物の事/十一 気ちがいの女を幽霊かと思ひし事/十二 蟹をてうあひして命をたすかりし事/十三 嶋津藤四郎が女ばうゆうれいの事/十四 死霊の後妻うち 付タリ 法花経にて成仏の事/十五 ねこまた伊藤源六が女ばうにばけたる事/十六 狸のしうげん 付タリ卒都婆のつえの奇特/十七 熊本主理が下女ぼうこんの事/十八 津のくに布引の滝の事 付タリ 詠歌/十九 竜宮のおとひめ五十嵐平右衛門が子にしうしんの事/二十 大野道観あやしみをみてあやしまざる事}

巻之五
 {一 釈迦牟尼仏《にくるべ》といふ名字の由来の事/二 二桝をつかいて火車にとられし事/三 松村介之丞海豚魚にとられし事/四 播州ひめぢの城ばけ物の事/五 馬場内蔵主大じやをたいらげし事/六 紀州わか山松もとや久兵衛が女ばうの事/七 三本核を足にてけたるむくいの事/八 狸廿五のぼさつの来迎をせし事/九 吉田宗貞の家に怪異ある事 付タリ 歌のきどく/十 ぶぜんの国宇佐八まんへよな/\かよふ女の事 /十一 芝田主馬が女ばう嫉妬の事/十二 万吉太夫ばけ物の師匠となる事/十三 丹波の国さいき村いきながら鬼になりし人の事/十四 栗田左衛門が女ばう死して相撲をとりに来たる事/十五 いせの津にて金のしうしんひかり物となりし事/十六 松坂屋甚太夫が女ばう後妻うちの事/十七 靎の林うぐめのばけ物の事/十八 大森彦五郎が女ばう死して後双六をうちに来たる事/十九 女の生霊の事 付タリ よりつけの法力/二十 百物がたりをして富貴になりたる事}

【御伽百物語】
巻之一
 {剪刀師竜宮に入る 付タリ 北野八百五十年忌/むじなの祟 付タリ 豊後国日田の智円が事/石塚のぬす人 付タリ 鉄鼡砂をふらせし事/灯火の女 付タリ 小春友三郎妖化に遣るゝ事/宮津の化もの 付タリ 御符の奇特ある事}
巻之二
 {岡崎村の相撲 付タリ 捻鉄九太夫冥使にあふ事/宿世の縁 付タり 誕生水の弁天奇瑞ありて短冊のぬしと契りをこめし事/淀屋の屏風 付タリ 絵に妙を得たる虚無僧/亀嶋七郎が奇病 付タリ 堺に隠れもなき白蔵主といふ狐ある事/桶町の譲の井 付タリ 鬼女人を惑はす}
巻之三
 {西六条の妖化 并 杣が家の道具ゆへもなきに動きはたらきし事/猿畠山の仙 并 本朝隠逸の輩にあふ僧の事/七尾の妖女 并 古木の株人の娘にかよふ事/奈良饅頭 并 塩瀬の祖浄因の事/五道冥官 并 太秦の権左衛門科を得し事}
巻之四
 {有馬富士 付タリ 二本松の隠れ里/雲浜の妖怪 付タリ 鵜取兵衛あやしき人に逢ふ事/恨はれて縁をむすぶ 付タリ 守山の喜内田地を売りし事/絵の女に人契る 付タリ 江戸菱川が事}
巻之五
 {花形のかゞみ 并 難波五人男が事/百鬼夜行 并 静原山にて剣術を得たる人の慢心をいましむる事/人食人肉 并 癩病を治せんために普代の女を殺さんとして報ありし事}
巻之六
 {木偶人と談る 并 稲荷塚の事/桃井の翁 并 半弓を射る沙門の事/勝尾の怪女 并 忠五郎娘を鬼女に預けてそだてさせつる事/福びきの糸 并 冥合ふしぎの縁ありし事/黄金の精 并 百ものがたり果てて宝を得し事}

【太平百物語】
巻之一
 {一 松岡同雪狐にばかされし事/二 馬士八九郎狐におどされし事/三 真田山のきつね伏見へ登りし事/四 富次郎娘 蛇見入れし事/五 春徳坊きつねに化されし事/六 愚全坊化者の難を遁れし事/七 天狗すまふをとりし事/八 調介姿絵の女に契りし事/九 経文の功力にて化者の難遁れし事}
巻之二
 {十 千々古といふばけ物の事/十一 緒方勝次郎獺を射留めし事 /十二 小僧天狗につかまれし事/十三 或る僧愛宕山にて天狗と問答の事/十四 十作ゆうれいに頼まれし事 /十五 吉田吉郎ばけ物を切りし事/十六 玉木蔭右衛門鎌倉にて難に逢ひし事/十七 栄六娘を殺して出家せし事/十八 小栗栖のばけものゝ事/十九 狐人たがへして憑きし事/二十 本行院の猫女にばけし事/二十一 孫兵衛が妾蛇になりし事}
巻之三
 {二十二 仇をむくひし事/二十三 大森邪神往来の人を悩ます事/二十四 くらがり峠三つの火の魂の事/二十五 悪次郎天狗の栖に至る事/二十六 高木斎宮相模にて難に逢ひし事/二十七 紀伊の国隠れ家の事/二十八 肥前の国にて亀天上せし事/二十九 和田八熊を殺して発心せし事/三十 小吉妻のゆうれひと物語する事}
巻之四
 {三十一 女の執心恨を永く報ひし事/三十二 松浦庄太夫猫またと問答の事/三十三 孫六陰蜘にたぶらかされし事/三十四 作十郎狼に逢ひし事/三十五 三郎兵衛妻の幽霊の事/三十六 百々茂左衛門ろくろ首に逢ひし事/三十七 狐念仏に邪魔をなせし事/三十八 薬種屋長兵衛金子をひろひし事 }
巻之五
 {三十九 主部隼太化物に宿かりし事/四十 讃岐の国騎馬のばけ物の事/四十一 力士の精盗人を追ひ退けし事/四十二 西の京陰魔羅鬼の事/四十三 能登の国化者やしきの事/四十四 或る侍猫またを切りし事/四十五 刑部屋敷ばけ物の事/四十六 獺人とすまふをとりし事/四十七 松田五市たぬきを切りし事 /四十八 紺屋のばけ物の事/四十九  天狗祟りをなせし事/五十 百物語をして立身せし事}

解題(太刀川清)

月報:「物語」の孵化 ―読本前史をめぐる一妄説(野口武彦)/百物語と牡丹灯籠怪談(高田衛)

●続巻●
“修魔祈怪の儀式に端を発した百物語も、時代が下るにつれ、遠国の奇聞珍話から巷間の世間話までをとり込んでゆく。その内容も、人情話、敵討、笑話などあらゆる話型を包み、物語の一大宝庫にまで発展する。その代表作を、本叢書第二巻『百物語怪談集成』に引き続き、親しみやすい翻刻によって紹介する。「古今百物語評判」「諸国新百物語」「万世百物語」「新説百物語」「近代百物語」「教訓百物語」の六作品を収録。”(カバー裏紹介文)

目次:
【古今百物語評判】
巻之一
 {第一 越後新潟にかまいたちある事/第二 絶岸和尚肥後にて轆轤首を見給ふ事/第三 鬼といふに様々の説ある事/第四 西の岡の釣瓶おろし 并 陰火陽火の事/第五 空谷響 并 彭侯と云ふ獣 付 狄仁傑の事/第六 見こし入道并 并 和泉屋介太郎事/第七 犬神四国にある事/第八 神鳴 付 雷斧雷墨の事}
巻之二
 {第一 狐の沙汰 付 百丈禅師の事/第二 たたき狸の事 付 明の鄒智 并 斉藤助康手柄の事/第三 有馬山地獄谷座頭谷の事 /第四 箱根の地獄 并 富士の山三尊来迎の事/第五 産婦 并 幽霊の事/第六 垢ねぶりの事/第七 雪隠の化物 付 唐の李赤が事}
巻之三
 {第一 参州加茂郡長興寺門前の松童子に化けし事/第二 道陸神の発明の事/第三 天狗の沙汰 付 浅間が嶽求聞持の事/第四 銭神の事 付 省陌の事/第五 貧乏神 并 韓退之送窮の文 付 范文正公の事/第六 山姥の事 付 一休の物語 并 狂歌の事/第七 比叡の山中堂油盗人と云ふ化物 付 青鷺の事/第八 徒然草猫またよやの事 付 観教法印の事}
巻之四
 {第一 摂州稲野小篠 付 呉隠之が事/第二 河太郎 并 丁初が物語の事/第三 野衾の事/第四 梟の事 付 賈誼が鵬鳥の賦の事/第五 鵼の事 付 弓に聖人の遺法のこる事/第六 鬼門の事 付 周の武王往亡日に首途の事/第七 雪女の事 并 雪の説/第八 西寺町に墓の燃し事/第九 舟幽霊 付 丹波の姥が火 付 津の国仁光坊が事/第十 雨師風伯 付 股の湯王唐の太宗の事/第十一 黄石公の事}
巻之五
 {第一 痘の神疫病の神 付 蔪ジュ《竹かんむり+厮》乙の字の事/第二 蜘蛛の沙汰 并 王守乙が事/第三 殺生の論 付 伏犠神農梁の武帝の事/第四 龍宮城 并 山の神 付 張横梁の事/第五 仙術幻術の事/第六 夢物がたりの事/第七 而慍斎化物の物語の事/第八 而慍斎の事 并 此草紙の外題の事}

【諸国新百物語】
巻之一
 {一 志賀の隠家 付り 尺八の叟/二 夢の通ひ路 付り ねやの怪み/三 あけて悔しき文箱 付り 義に軽き命/四 女さくらがり 付り あやなし男}
巻之二
 {一 軽口も理は重し 付り 好物問答/二 祈るに誠あり福の神 付り 心の白鼡/三 恨に消へし露の命 付り 葎がのべの女鬼/四 問ひおとしたる瀧詣で 付り 恋の濡ゆかた/五 初声は家の栄へ 付り 夜啼きの評}
巻之三
 {一 ぼだひは糸による縫いの仏 付り 遊女のさんげ咄/二 昔ながらの今井物がたり 付り 継母の邪見観音の慈悲/三 執心のふかき桑名の海 付り 悪を捨つる善七/四 恥を雪ぎし御身拭ひ 付たり ふり袖けんくわのたね}
巻之四
 {一 水で洗ふ煩悩の垢 付り 髑髏きえたる雪の夜/二 難破の医師は都後家 付り 誰にか見せん梅の花/三 命は入相のかねの奴 付り 一代せちべん男/四 嘘の皮かぶる姿の僧 付り 越中白山のさた/五 不思議は妙妙は不思議 付り 百物語}
巻之五
 {一 名は顕はれし血文あり 付りめぐり逢ひたる因果の敵/二 かねをかけたる鳶の秤 付り 天狗物語/二 思ひは色にいづる酒屋 付り 惜しきかな命ふたつ/三 行き暮れて此辻堂をやど 付り 菊水の叟}

【万世百物語】
巻一
 {一 丹州に変化の玉章 付 時ならぬ踊興行/二 都に不思議懐胎 付 消へてはるゝ諸人の疑/三 出羽に独身羽黒詣 付 人を助けて人を殺す/四 陸奥に山中の怪 付 怨を報ふ畜類}
巻二
 {一 叡山に一眼一足の化生 付 昔を聞けば横川の治部卿/二 和州に楽みの隠家 付 不慮に知る北面の何某/三 泉州に悪縁の契 付 夫を殺す執心の幻/四 丹波に男色の密契 付 添伏しの力くらべ}
巻三
 {一 長州に寵愛の一子 付 嬰児を喰ふ猫の一念/二 武州に暗夜の武勇 付 牛込狸のわるされ/三 予州に野嶋が婚礼 付 運命尽きる化の寝姿/四 洛陽に絵師の妙術 付 詞をかわす目前の龍}
巻四
 {信州に山賊の美童 付 悪心和ぐ情の道づれ/二 備中に穂井田が仙術 付 孫にあたふる一詩の形見/三 江州に疫神の便船 付 枕ならぶる草津の宿/四 芸州に海中の捨船 付 亡霊無言の訴へ}
巻五
 {一 周防に下界の天人 付 うつゝの宮殿/二 武州に美少剣術 付 悪言の亡命/三 大内に高位の臆病 付 相図の似せ鬼/四 勢州に寝屋の化物 付 口まねの自滅}

【新説百物語】
巻之一
 {一 天竺へ漂着せし事/二 狐鼠の毒にあたりし事/三 丸屋何某化物に逢ふ事/四 甲州郡内ほのをとなりし女の事/五 津田何某真珠を得し事/六 但州の僧あやしき人にあふ事/七 修験者妙定あやしき庵に出づる事/八 夢に見たる龍の事/九 見せふ/\といふ化物の事 /十 狐亭主となり江戸よりのぼりし事}
巻之二
 {一 相撲取荒碇魔に出合ひし事/二 奈良長者屋敷怪異の事/三 天井の亀の事/四 江州の洞へ這ひ入りし事/五 僧人の妻を盗みし事/六 死人手の内の銀をはなさゞりし事/七 光顕といふ僧度々変化に逢ひし事/八 坂口氏大江山へ行きし事/九 幽霊昼井でし事/十 脇の下に小紫という文字ありし事}
巻之三
 {一 深見幸之丞化物屋敷へ移る事/二 槇田惣七鷹の子を取りし事/三 縄簾といふ化物の事/四 猿蛸を取りし事/五 僧天狗となりし事/六 狐笙を借りし事/七 あやしき焼物喰ひし事/八 猿子の敵を取りし事/九 親の夢を子の代に思ひあたりし事/十 先妻後妻に喰ひ付きし事}
巻之四
 {一 沢田源四郎幽霊をとぶらふ事/二 疱瘡の神の事/三 何国よりとも知らぬ鳥追ひ来る事/四 鼠金子を喰ひし事/五 牛渡馬渡といふ名字の事/六 長命の女の事/七 火災婆々といふ亡者の事/八 仁王三郎脇指の事/九 碁盤座印可の天神の事/十 渋谷海道石碑の事/十一 人形いきてはたらきし事/十二 釜を質に置きし老人の事}
巻之五
 {一 高野山にてよみがへりし子どもの事/二 女をたすけ神の利生ありし事/三 神木を切りてふしぎの事/四 定より出てふたゞび世に交はりし事/五 肥州元蔵主あやしき事に逢ひし事/六 ふしぎの縁にて夫婦と成りし事/七 針を喰ふむしの事 /八 桑田屋惣九郎屋敷の事/九 薪の木こけあるきし事/十 鼻より龍出でし事/十一 ざつくわといふ化物の事}

【近代百物語】
一之卷
 {二世のちぎりは釘付けの縁/いふに甲斐なき蘇生の悦び/なべ釜の勢ぞろへ}
二之卷
 {矢つぼを遁れし狐の妖怪/貪欲心が菩提のはじまり/はこね山幽霊酒屋}
三之卷
 {野馬にふまれぬ仕合せ吉/磨ぎぬいた鏡屋が引導/狐の嫁入り出生の男女}
四之巻
 {勇気をくじく鬼面の火鉢/怨のほむらは尻の火ゑん/山の帯は蟹が好物}
五之卷
 {巡るむくひは車の轍/猫人に化して馬に乗る/慈悲をかんずる武士の返礼}

【教訓百物語】

解題

月報:百物語怪談と妖怪研究(小松和彦)/吉文字屋百物語集と宝暦明和(高橋明彦)
販売価格

6,500円(税込)

購入数

この商品について問い合わせる
この商品を友達に教える
買い物を続ける

Members

Cart

» カートの中身を見る

検索


海外文学

小説評論・エッセイ

国内文学

小説評論・エッセイ詩・短歌・俳句文芸誌古典文学(近世以前)

美術/建築/デザイン

評論・美術史・図像学絵画・写真・オブジェほか建築工芸・民芸・商業デザイン演劇・舞踏・映像芸術美術雑誌

人文/社会科学

思想・哲学・社会学宗教・民間信仰言語学・メディア論歴史民俗学・文化人類学・考古学

自然科学

自然科学史学術書・実用書読み物・エッセイ図鑑・事典

文化/風俗/サブカルチャー

文化・風俗芸能・音楽呪術・占術・オカルトサイエンス

暮らし・趣味の本

手芸暮しの手帖スポーツ・武術

児童書

戦前の絵本・児童書戦後〜1960年代の絵本1970年代〜現代の絵本児童書籍児童画集・児童文学論洋書絵本・外国語絵本

幻想/綺想/怪奇/シュルレアリスム/前衛・・・

国内シュルレアリスム海外

博物・本草・錬金術・魔術・記号術
妖怪・幻獣・神話・伝承
江戸の文化・風俗


その他

全集・セット本

文庫・新書・選書

雑誌・ムック本

展覧会図録

facebook

Mail Magazine

Feeds

RSS - ATOM