
2014年 A5判 ソフトカバー P262 帯僅汚れ カバー僅スレ、僅汚れ 小口僅汚れ 付録ポストカード1枚・正誤表小紙片1枚付き
四方赤良(太田南畝)、平秩東作、宿屋飯盛(石川雅望)、山東京伝、鹿都部真顔(恋川好町)、蔦唐丸(蔦屋重三郎)など、天命期の錚々たる顔ぶれが集まり、怪談の代わりに狂歌で「百物語」をするという趣向のもと編まれた『狂歌百鬼夜狂』を解説する。
それぞれに化け物を詠み込んだ狂歌百首を紹介するとともに、その意訳、登場する化物についての説明、語釈、掛詞や縁語といった技巧などの解説を付す。
“時は江戸時代。
面白おかしい化け物たちが今より身近にいた時代。
当時大流行した、これまたおかしな歌を詠む狂歌師たち。
ある夜、怪しいあばらやに集まると、百「物語」ならぬ、百「狂歌」に興じ、呑めや歌えや、出たの出ないの、大騒ぎ!”(帯文)
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目次:
はじめに
I 「狂歌」を知る
狂歌とその歴史
狂歌師略伝
II 『狂歌百鬼夜狂』をよむ
天明期の江戸狂歌本出版と『狂歌百鬼夜狂』
『狂歌百鬼夜狂』書誌解説
III 『狂歌百鬼夜狂』本文解説
序[原文・現代語訳・語釈]
百ものがたりの記[原文・現代語訳・語釈]
{1 見越入道/2 雪女/3 人魂/4 女の首/5 離魂病/6 うしろ髪/7 山男/8 切秃/9 長髮/10 鬼/11 山姥/12 逆柱/13 毛女郎/14 楠亡霊/15 小袖の手/16 魔風/17 せうけら/18 殺生石/19 さとり/20 鬼女/21 油なめ/22 三目入道/23 片輪車/24 古寺/25 天井の手/26 船幽霊/27 壁坐頭/28 大魔が時/29 をいてけ堀/30 だかれ小僧/31 むじな/32 姥が火/33 牛鬼/34 肉吸/35 龍灯/36 牡丹灯籠/37 川獺/38 札へがし/39 木だま/40 髪切/41 帯取が池/42 おさかべ/43 山鳥/44 ひゝ/45 死ね/\榎 /46 猪熊/47 戸がくし山/48 もどり橋/49 古戦場/50 土蜘/51 安達原/52 猫また/53 海坊主/54 ものゝけ/55 骸骨/56 羅生門/57 一つ目小僧/化物やしき/うぶめ/実方雀/61 大あたま/62 火車/63 一寸法師/64 生霊/65 死霊/66 大入道/67 四隅小僧/68 元興寺/69 化地蔵/70 枕返し/71 迷ひの金/72 光物/73 轆轤首/74 犬神/75 のつぺらぼう/76 蜃気楼/77 幽霊/78 青女房/79 青鷺/80 越中立山/81 狸/82 蛇児/83 逆幽霊/84 鵺/85 八幡しらず/86 皿屋敷/87 古椿/88 雨降小僧/89 なめ女/90 あやかし/91 しら児/92 天狗/93 文福茶釜/94 生贄/95 芭蕉の精/96 大座頭/97 新ぼろ/98 古井戸/99 高砂松/100 金だま}
跋文[原文・現代語訳・語釈]
あとがき
読書案内・参考文献
執筆者一覧
化物索引