1996年 ページ部分13.1×19.0 P270 カバー端僅イタミ 本体表紙底部少シミ汚れ 天地小口少汚れ 裏遊び紙剥がし跡 P140、141端僅イタミ
16世紀後半から17世紀初頭にかけて著わされた観相術の書物『De humana Physiofnomonica(人間の人相について)』全六巻を抄訳し、一冊にまとめたもの。
目次:
【第一巻】
観相術に関する古代の哲学者の見解。/先達たちは、いかなる方法で観相術を研究し論じたか。/体質でいかにして人間の特性を推察できるか。/心臓の気質の徴はいかなるものか。/人体の体液、体液から推察しうる特性について。第一番目は血液について。/黒胆汁、その徴、その驚くべき効能について。/黄胆汁の徴とその特質。/粘液の徴とその特質。/動物の各部と特質の記述。それによって人間の特質が推定できる。/星の外観の徴から、いかにして人間の特質を類推できうるか。/人間は、いつ、いかにして、特性を受容するか。/男女の各部をその特質を通して知ることによって、いかに多くの特質が推察できうるか。/観相術とは何か。/観相術的三段論法について。
【第二巻】
序文/頭について。/額について。/耳について。/鼻について。/口について。/歯について。/喉について。/背中の骨について。/肋骨について。/腰について。/乳房について。/恥部について。/手について。/尻について。/脚について。/足について。/足の指について。/爪について。
【第三巻】
序文/多くある目の種類について。/瞳について。/目の位置について。/窪んだ目について。/目の色について。/さまざまな目について。最初に粒状の目に関して。/目の動きについて。最初は動かない目。/動く目について。/つぶる目について。/頻繁に開く目について。/笑っている目について。/寂し気な目について。/やぶにらみの目について。
第四巻
序文/髪の毛について。/毛について。/毛髪の色について。/肌の色について。/歩行について。/身体の長短について。/顔の美醜について。
第五巻
序文/正義の人と不正の人の容貌について。/善人の容貌について。/邪悪な人間の容貌について。/思慮深い人と軽率な人の容貌。/才知ある人の容貌。/大胆な人の容貌。/臆病な人の容貌。/女性的な人の容貌について。/力強い男性の容貌について。/怒りっぽい人間の容貌について。/節度のない人の容貌について。/嫉妬深い人の容貌について。/饒舌な人の容貌について。/野獣的で狡猾な人間の容貌について。/顔に見られるほくろで身体の他の各部を推測すること。
【第六巻】
序文/無知な人間がいかにして賢明で思慮深くなりうるか。/忘れっぽい人間がいかにして記憶が良くなるか。/不正な人間をいかにして正しい人間になさしめるか。/憂鬱で自制心をなくした人間をいかにして健全で陽気にできるか。
デッラ・ポルタと心身術(訳者解説)