今和次郎集 全9巻揃 ドメス出版

昭和46〜47年(7巻のみ重刷) A5判 各巻函ヤケ、時代シミ、汚れ、イタミ 本体元パラヤケ、イタミ(2、7巻元パラ欠) 表紙背ヤケ大 天地小口少汚れ 月報揃(ヤケ) 3、9巻蔵書印 その他各巻の詳細は商品説明欄の文面および画像をご参照ください

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昭和46〜47年(7巻のみ重刷) A5判 各巻函ヤケ、時代シミ、汚れ、イタミ 本体元パラヤケ、イタミ(2、7巻元パラ欠) 表紙背ヤケ大 天地小口少汚れ 月報揃(ヤケ) 3、9巻蔵書印 その他各巻の詳細は商品説明欄の文面および画像をご参照ください

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編集委員:川添登(編集責任者)、竹内芳太郎、吉阪隆正、加藤角一、内井乃生
装幀・レイアウト:粟津潔

“民俗学・建築学・工芸学・家政学・人文地理学・生活学・考現学など 日本人の生活全般に関する今和次郎学は現代に強力な知的衝撃と新たな展望を与える”(帯文)

各巻巻頭に記載される「編集覚書」には、「著者の全著作をできるだけ多数収録し、時代の流れとともに築き上げられていった学問の形成過程を明らかにするよう努力した。」との方針が綴られる。
また「文章は、すべて著者が目を通し、部分的な書きかえが行われた」、「スケッチ原稿の多くは、すでに紛失しているので、大部分を著者の手によって新しく書きおこし、あるいは著者の校閲をへたトレスなどによって、鮮明に印刷されるようにした」とある。

【1 考現学】昭和46年 P544 帯付(背ヤケ大、破れ、裏側折れ跡) 本体元パラ少ヤケ、少時代シミ、少イタミ


“現在のなかに明日を求め生きるすべを学問した生活研究の現代的古典集大成なる!”(帯文より)
目次:
考現学概論
 {考現学とは何か/考現学総論}
風俗総合調査
 {東京銀座街風俗記録/本所深川貧民窟付近風俗採集/郊外風俗雑景/小樽市大通(花園町)服装調査}
デパートと繁華街
 {デパート風俗社会学/露店大道商人の人寄せ人だかり/銀座流行店散兵線/盛り場の入出分析表/神田・銀座飲食店分布状態/盛り場新宿の飲食店分布図/物品交換所調べ}
上野公園・井の頭公園
 {各公園散策者男女の組の具合/上野公園諸美術展覧会大勢一覧/井の頭公園春のピクニック/井の頭公園自殺場所分布図/踏切場実測}
早稲田界隈
 {早稲田付近各種飲食店分布状態/早稲田・慶応・帝大ぐるり調べ/早稲田学生の集散状態調査/早稲田付近の飲食店分布図/早稲田界隈の今昔}
住居・室内
 {新家庭の品物調査/下宿住み学生持物調べ(I)/下宿住み学生持物調べ(II)/宿屋の室内・食事一切調べ二つ/住居内の交通図/机面の研究/カケ茶碗多数/箱根町民家の屋根/軽井沢の屋根}
頭髪・衣服
 {学生ハイカラ調べ/女の頭/馬子の衣裳/レビュー試験場はさまざまである/洋服の破れる個所/スカートの長さを主題としての服装論}
考現学欧米の旅
 {考現学の目でみた欧米一巡記/欧米服装ア・ラ・モード/洋行者の小遣帳}
考現学の思い出
 {ユニホーム以前のこと/しらべもの展の目録}
解説(梅棹忠夫)
後記(川添登)

月報:四十年前(田辺茂一)/『考現学』初版のころ(戸塚文子)/『考現学』が世に出たころ(吉田謙吉)

【2 民家論】昭和46年 P503 函端各所剥がれ 帯欠・本体元パラ欠


目次:
民家論
 {緒論/間取り/屋根と外観}
日本の民家
 {田舎の人たちの家/構造/間取り}
調査
 {神奈川県津久井郡内郷村/埼玉県秩父郡浦山村/養蚕技術の変遷に伴う家屋の変化/小笠原群島の家屋/長野県諏訪地方の民家/東北地方の郷倉/朝鮮半島の民家調査}
断章
 {牧民の屋敷と囲いについて/養蚕と家屋/上州と甲州の民家の屋根/屋根のくふう/屋敷のアクセサリー/棟飾り/雪と家屋/民家の表情/雪国の民家/倉を抱いている民家/地震でつぶれた農家/仏堂と住居のからまり/山間の民家/塩風に晒される家/漁村も変わる}
解説(竹内芳太郎)
後記(加藤角一)

月報:平凡な暮しに対する疑問(大藤時彦)/先生の農家研究(大矢信雄)/諏訪の民家と伊那の民家(祖父江孝男)

【3 民家採集】昭和46年 P517 帯付(少ヤケ、少汚れ) 本体元パライタミ、折れ跡 扉ページ蔵書印、末尾奥付ページ贈呈印



“全国の民家の構造と機能を総合的に把えた民家研究史上画期的な位置を占める古典!”(帯文より)
目次:
北海道・東北
 {北海道の丸太の家/北海道の民家/青森の民家/津軽の小農の家/南部の曲家/南部の町家/秋田の中門造り/秋田・院内の民家/羽後・吹浦の町家/会津の郷頭の家と小農の家/福島・伊達郡の民家}
関東
 {茨城のタバコを作る家/茨城の民家/七重の飾葺きの茅屋根/木戸の殿様がお泊まりの民家/那須野ヶ原の貧しい農家/日光戦場ヶ原の高原住家/利根上流の村の家/奥利根の養蚕民家/沼田の民家/赤城の民家/妙義の民家/鬼石町の民家/秩父の山奥の家/九十九里浜の漁家/南総の漁家(I)/南総の漁家(II)/下総・行徳の民家/房州の民家/武蔵平野の民家/武蔵・保谷村の民家/戦後改革以前の武蔵野の民家/東京付近の村の屋敷/西多摩のがけ沿いの家/伊豆大島の民家/八丈島のお倉と家/御殿構え付きの民家/相模の山間の民家}
甲信越
 {甲州の民家(I)/甲州の民家(II)/甲斐・桃園の民家/足和田村の民家/甲州・武川村の民家/長野市の町家/信州・北安曇山ろくの家/信濃・渋温泉の家/浅間温泉の民家/高田市の町家/高田の旧家中の家/越後の漁家/越後の雪に埋もれる農家}
北陸
 {若狭・小浜町の民家/越前・武生市の民家/福井の民家/九頭竜渓谷の民家/越中の町家}
東海
 {尾張・日間賀島の漁家(I)/尾張・日間賀島の漁家(II)/尾張・篠島の漁村の家並み/飛騨の民家/飛騨・白川郷の民家/飛騨・高山の工人たちの家/木曽街道の豪農の家/木曽の民家/清水港の町家/遠州・御前崎の砂丘の村の家/伊豆の海岸の家/鈴鹿峠の関町の家/志摩の農家}
近畿
 {京都・八瀬の農家/丹波・綾部の家/奈良・白毫寺の民家/奈良・法蓮の家/奈良・法華寺村の家/生駒山ろくの家/奈良近郊の民家/紀州・熊野の民家/堺市の民家}
山陰・山陽
 {出雲の民家/石見の民家/津山地方の民家/備中・倉敷の民家/広島の民家/広島・芸北の民家/備後・鞆の浦の民家}
四国
 {徳島の民家/剣山の麓の旅宿/南阿波の漁家/伊豫・吉田町の民家/伊豫・広見の民家/松山市郊外の農家/小豆島の民家/讃岐・観音寺市の民家/土佐の漁家/土佐の農家/土佐・後免の民家}
九州
 {大分・臼杵の町家/筑後の農家/有明海岸の農家/日向・鶴富屋敷/薩摩・揖宿の農家}
路傍採集
 {長屋門/駄菓子屋の店/小祠堂/垣根/出し桁/大黒柱/農家の炉/炉ばたと自在鉤/障子の引手と風抜き穴/万灯/鎌掛板/簀編み台/蜜蜂の巣/燕の巣/雨樋/のれん/上州・沼田町の鞘鉈/植木鉢/石油かんの塀/かかし/物干竿/茶店のせんべい入れ/下駄箱/腰掛け/ごみ取り/郊外小景/道しるべ/ランプ/盆のお飾り/藁/背負梯子/火の見/井戸/漁家の窓/窓と腰掛け/漁家の台所}
解説(伊藤ていじ)
後記(加藤角一)

月報:私のコノロジオ(小川徹)/今和次郎先生と地理学(杉本尚次)/師弟五十余年(三浦元秀)

【4 住居論】昭和46年 P516 帯背ヤケ、上端一部欠損 函背破れ補修 本体元パラヤケ、背上端少破れ



“暮らしと住居の関係を機能的・歴史的に探り、住居史と比較住居論を開拓した先駆的労作”(帯文より)
目次:
暮らしと住居
 {暮らしと住居/原始的な住居/公家の住居/武家の住居/町人の住居/神棚の構え/炉ばたの構え/接客の構え/明治・大正時代の住居}
歴史からの伝承
 {歴史からの伝承/住まいのなかのこころ/住まいに潜む神秘/神と人との同居/鬼を入れない備え/神仏を祭る儀礼の座/真宗の堂と住まい/機能的な武家屋敷/作法と座敷/農民の住まい/商家の住まい/明治の住まい}
現代の住生活
 {住居考/戦時下の住居観/円い家と細長い家/住居小考/住生活のための実験住宅/住居感情について/住居における普遍性と個別性/茶室について/アパートは女を変えるか/LDK方式の誕生/ひと部屋住まいとDKほか幾部屋型/子ども部屋不要論}
住居とその部分
 {垣根と壁/玄関のこと/階段のこと/廊下のこと/壁と天井と床/畳のへり/室内の保温/世界の暖房/炬燵/屋根裏のこと/室内というものの現実/ユニットキッチン/リビングルームの誕生/庭}
仮住まい考
 {バラックについて/震災バラックの思い出/戦災者の仮住まい(・戦災の仮家住態いろいろ ・バラック時代)/自然のなかの小屋(・秩父の山の住人の小屋 ・山人足の小屋ときこりの家 ・備後山間の灰小家 ・木小屋 ・炭焼窯と炭焼小屋 ・水車小屋 ・海岸小景 ・親不知の舟小屋と漁具小屋 ・舟小屋 ・東海・三河渥美湾の塩焼小屋 ・関東・河岸の宿舟 ・小倉の水上住居}/旅の宿(・昔の旅と客座敷 ・ホテルに化けた民家 ・飯坂の温泉宿 ・浅間温泉(信州松本)の本陣 ・民宿と民家 ・馬車馬のモーテル ・現代旅館論)}
比較住居論
 {西洋と東洋の住まいとその伝統/古代ギリシャ・ローマの住居/ルネサンス以後の住まい/寝殿式とアメリカ式との折衷/西洋の食寝生活/北欧の民家と囲炉裏/ドイツ山間地の民家/太子造りの民家とイタリアの寺/北中国の民家と大和平野の民家/茶淀の農家/日本・韓・北鮮の町家/韓・北鮮の民家}
解説(吉阪隆生)
後記(加藤角一)

月報:『住生活』再読(明石信道)/プライバシーの侵害に甘んじる(佐藤武夫)/今先生と庭(須藤雅路)

【5 生活学】昭和46年 P505 帯欠 本体元パラヤケ、イタミ、端少破れ



目次:
生活学の提唱
 {家政学から生活学へ(・「生活人」の意識 ・生活学への空想 ・生活の研究 ・生活の文化的段階 ・休養学への空想 ・生活病理 ・男子と家政 ・家政理論にかかわる疑義について ・家政学の限界 ・生活における心と物 ・思い出の品の整理学 ・国土計画か、国民生活計画か} /建築への生活学的アプローチ(・人の住む住居 ・家庭の「場」としての住居 ・都市建築美についての生活学的分類と分析)}
都市生活
 {昭和初期の東京生活/早稲田村繁昌記}
住生活
 {住生活(・生活基地 ・休養的都面 ・社交的部面 ・事務的部面 ・生産的都面 ・慰楽的部面)}
暮らしのあれこれ
 {正月のこと/この冬の服装と雪国の家屋/夫婦関係と住まい/転身した酒蔵/おしゃれ税・平凡 な建築/団地住宅・牛舎改造/ひょうたん芝生の庭と飲み屋/山村の民家・民俗/みごとなバルコン・室内装飾/バーベキュー・温泉旅館/什物調帳・船宿/団地の奥さんたち・ちぐはぐな風景/暮らし・金・家計簿・}
働く人の家
 {北海道の労働者の住宅を見る旅/北九州八幡製鉄所の社宅を見る/工場の寮生活/各職場における家庭の妻}
生活病理学
 {生活病理学(・生活の病状を探る仕事 ・内科病と外科病 ・迷信病 ・儀礼病 ・虚栄病 ・エチケット硬化症 ・衣生活にみる症状 ・食生活にみる症状 ・住居の外科手術 ・住生活にみる症状 ・労働過多症}

解説(西山卯三)
後記(竹内芳太郎)

月報:今和次郎―存在としての謎(栄久庵憲司)/子供部屋のはなし(菊竹清訓)/今先生の生活論と計画(佐々木嘉彦)

【6 家政論】昭和46年 P532 帯背上端破れ、裏側折れ跡


“生活研究・家政研究の不毛性に挑む 日常生活に視座をすえた根源的な家政論”(帯文より)
目次:
家政学への提言
 {姑と嫁時代の家政学/これからの家政学/家庭文化と家政学/生活の革命・/家政様式の変遷/戦争前後の家政思想/生活の構造/生活の地理}
家政の考現学的考察
 {衣食住のあり方/戦後の家計世相/農村生活/礼法の問題}
家政原論
 {今日の家政原論/家政研究の基礎学/家政研究の態度/家政と社会/国民家政学/個別家政学/習俗との闘い}
家政学部と家庭科
 {家政学部とは/生活芸術科の任務/職業家庭科について/家庭科のいく道/学校家庭科と新生活運動/生活改良普及員と家庭科教員/学ぶ態度と教える技術}
家庭について
 {個人生活/家庭生活/家庭生活に含まれる諸要素/調査と統計}
家族について
 {家族関係と衣食住/家族社会/家族社会の近代化/家事作業について/主婦の労働の価値/愛は最上のレクリエーション}
家計について
 {家計について/食費優先/娯楽費の分析/消費の分析}
生活様式論
 {民主主義社会における生活様式/儀礼・社交・娯楽/趣味・慣習・流行/欲求心をそそる商業との闘い/慣習と流行との闘い/年中行事と冠婚葬祭}
生活改善論
 {生活改良普及員の登場//生活改善運動のやり方/生活改善について}
解説(加藤秀俊)
後記(内井乃生)

月報:今先生と社会福祉学(一番ケ瀬康子)/コン・ワディロフ氏(滝沢真弓)/今先生(山本松代)

【7 服装史】昭和47年2刷 P424 帯欠 函角イタミ、背少濡れシミ、端各所に剥がれ 本体元パラ欠 本体表紙シミ(斑状に色落ち) 裏遊び紙少剥がし跡



目次:
服装史概説
 {服装史について/世界服装史概説}
西洋服装史
 {エジプトと西方アジア/ギリシャおよびローマ/初期キリスト教時代とビザンチン/北ヨーロッパの未開時代/中世前期/中世後期/一六世紀/一七世紀/一八世紀/一九世紀・二〇世紀}
服装史とその背景
 {布地をからだにまといつけた時代/古代ヨーロッパの服装の分析(・布地を巻く装い)/神像の化粧と衣裳(・司祭・王の装い ・歓楽にひたる女性の装い ・教養高きローマの紳士の悩み ・信仰と服装 ・貧しい人びとの服装 ・ビザンチンの服装 ・ビザンチン・唐・奈良三国の交流)/裁断というものを工夫した時代(・中世の服の構造 ・ロマネスクからゴシック末期まで)/王様の趣味で服装を装飾的に巧んだ時代(・近世の服装)/社会面に動く流行が中心(・一九世紀のスタイルの流れ ・一九世紀末から二〇世紀へ ・服装の未来像)
日本服装小史
 {日本人の生活のなかの装い}
服装同時代史
 {戦争が予想される時代の流行/この夏の女性の服装/夏の洋装/農村と洋装/からだのメーキャップ/スタイル・ブック/戦争と女の服装/ショートスカートその後/都市と農村の風俗対立/服装の戦時態勢/風俗は動く/衣類の単純化について/若い女性と女学生たちの服装/風俗の革命/服装にこだわる日本人}
解説(石山彰)
後記(内井乃生)

月報:今先生新著に贈る(江馬務)/うまや橋(遠藤武)/私と今和次郎先生(杉野芳子)/パイオニアの共感(田中千代)

【8 服装研究】昭和47年 P452 帯欠 本体元パラ少時代シミ


目次:
服装の構成
 {スカート/袖/頭装/靴/ベルト・その他}
服装の形態
 {農民の服装(・農業者の作業衣について ・岩手県御明神村の農衣 ・伊豆大島の作業衣 ・山形県南遊佐村の農衣 ・ロシアの農民服 ・スペインの農民服 ・スカンジナビアの農民服 ・チロルの農民服)/和服から洋服への推移(・和・洋装比率測定 ・スタイル・ブックの普及 ・昭和一二年の和洋装 ・昭和一三年の和洋装 ・洋装か和装か ・商品学としての和服と洋服 ・服装と民俗融和 ・華服と西服)/国民服(・制服運動宣言 ・国民服是非論 ・婦人国民服の問題)/モンペ(・モンペ論 ・モンペの改良にいそしむ各地の状況)/ユニホーム(・制服論 ・学童服 ・ユニホーム)/男子服(・脚線美時代 ・一九世紀の変化 ・背広服解説 ・男子新日本服 ・サラリーマンの背広服 ・開きんシャツ)/ジャンパー(・ジャンパー時代 ・ジャンパー礼賛 ・生きるための服装 ・ジャンパーあさり ・あげ底の服装 ・ジャンパーを着て四〇年)}
服装の心理
 {二つのおしゃれ/流行と近代感覚/服装のなかに潜む心を慰める要素/紳士と流行/学務部長と婦人帽/デザイナーへ/流行へのレジスタンス/男たちの服装/上品とか下品とか/結婚披露の会での演説/服装哲学の指向するもの}
住居と服装の様式
 {住居と服装/アッシリアの服装と家具/古代ギリシャの造形/ロマネスク・スタイル/ロマネスクからゴシックへ/城とナイト/ゴシック初期の建築と服装/ゴシック末期の建築と服装/中世から近世へ/ルネサンスにみるナンセンス/イギリス一六世紀の家具と服装/バロック・スタイル/ロココ・スタイル/フランス一七、八世紀のサロン/エンパイア・スタイル/好奇心の流れ―一九世紀/好奇心の流れ―一九世紀末・二〇世紀初頭/アール・ヌーボー/一九三○年を境として/一九三六年の傾向/破壊と建設とロマン―二〇世紀の歩み}
解説(今井田勲)
後記(内井乃生)

月報:今和次郎先生(上野伊三郎)/今先生と私(小池新二)/今さんについて思うこと(村上信彦)

【9 造形論】昭和47年 P512 帯背上端破れ 本体元パラヤケ 扉ページ蔵書印 巻末奥付ページ贈呈印



“民衆生活そのもののなかでつくれらる美を人間回復の論理へ結晶させて不朽の造形論”(帯文より)
目次:
造形感情
 {造形感情について/素朴な人びとの造形感情/宗教的な造形感情/感覚調整と造形/模倣の喜び/近代的造形感情の問題}
建築・工芸・デザイン
 {分離派批判(・装飾芸術の解明 ・博覧会の建築 ・装飾の仕事をやる人の心)/建築学批判(・建築についての主張 ・科学と芸術との交錯 ・建築学と文化科学)/工芸論(・工芸全野の讃美 ・工芸学とは ・工芸の倫理 ・工芸美の社会性 ・レクリエーションと工芸 ・生活のリズムと工芸 ・美的生産物の需要部面 ・農村と工芸 ・工芸産物の診断)/家具とインテリア(・家具はファンクショナリズムへ ・いすの量産に期待する ・今の家具と昔の家具 ・作法と家具 ・うすまる家庭の味)/広告と商業デザイン(・商業と美術 ・街の建物と看板のユニフォーム化 ・考現学と広告計画 ・多難なる広告界に処する道 ・新聞広告の倫理性)}
様式と文様
 {原始人のデザイン/古代エジプトの象徴文様/民族工芸(・ 民族工芸の分布 ・ヨーロッパの民族工芸 ・アクセサリーにおけるラテン系とゲルマン系 ・アジアの民族工芸)/日本建築の様式(・建築の東洋趣味 ・建築様式考 ・日本建築の美について)}
農村と都市
 {田舎の工作物(・田舎家の構造美 ・土間の研究図 ・田舎家の美の二つの要素 ・村の人のつくった橋 ・ブリキ屋の仕事)/変わりゆく都市(・郊外・街路・書斎 ・夏の街頭美学 ・都市美化と金利 ・大東京未来記 ・都市計画の心理的基礎 ・都市改造の根本義 ・都会の美 ・最近の建築風景 ・大建築物の性格 ・官庁建築)}
儀礼と流行
 {儀礼(・儀礼の由来 ・礼法について ・礼儀作法の分析)/流行(・流行論 ・流行の文化史 ・統制下の流行論 ・流行の価値)}
解説(川添登)
後記(吉阪隆正)

月報:今老人(粟津潔)/原語対照表
販売価格

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