2012年 A5判 P230 カバー背および端少ヤケ
“民衆の好奇心を満たす娯楽「見世物」の世界は幕末明治期に一変した。
写し絵・太神楽・動物・博覧会や松旭斎天一など、さまざまな見世物・人物一○一項目を多数の図版で解説。
人々の活気が浮かび上がる読む事典。”(カバー裏紹介文)
目次:
序
見世物の諸相
【見世物編】
足芸/油絵/飴売り/居合抜き/生人形/犬芝居/写し絵/X光線/エレキテル/大三味線/鬼/外国演芸{・チャリネ曲馬の劇化 ・スペンサーの風船乗り ・ダークの操り人形 ・丸太乗り}/貝細工/回転木馬/角兵衛獅子/籠細工/籠抜け/活人画/活動写真/かっぽれ/がまの油売り/菊作り/曲独楽/曲馬{・リズリー ・スリエ ・チャリネ ・日本チャリネ}/銀座煉瓦町//撃剣/幻灯/剣舞/高層建築 {・奥山閣 ・愛宕塔 ・凌雲閣 ・大阪の高層建築}/声色遣い/里神楽 ・猿芝居 ・珊瑚閣 ・ジオラマ ・紙腔琴 ・地獄極楽 ・自転車の曲乗り ・紙幣 ・人体模型 ・水晶宮 ・水上自転車 ・水族館 ・砂文字 ・相撲 {・素人相撲 ・一人相撲 ・西洋相撲 ・女相撲}/西洋眼鏡/世界転覆奇談/瀬戸物細工/太神楽/大道講釈/胎内めぐり {・玉取姫の神 ・高村光雲の大仏}/玉乗り/力持ち/蓄音器 {・フォノグラフ ・グラフォフォン ・臘管 ・平円盤 ・国内企業の発足}/綱渡り/剣の刃渡り/手品/鉄道 {・汽車の模型 ・電気鉄道 ・自動鉄道 ・観戦鉄道}/照葉狂言/天井渡り/電話/動物 {・虎 ・象 ・駱駝 ・遅々 ・カンガルー ・山雀}/動物園/鳥追/流し {・三味線の流し ・「声色」と「演歌」 ・月琴の歌「法界節」}/浪花節 {・ちょぼくれ ・阿呆陀羅経と歌祭文 ・浪花節}/覗きからくり/のど芸/のろま人形/舶来機器/博覧会 {・パリ万国博覧会 ・ウィーン万国博覧会 ・日本風俗博覧会 ・シカゴ ・閣龍世界博覧会 ・パリ万国博覧会 ・セントルイス万国博覧会 ・日英博覧会 ・文部省博覧会 ・第一〜三回内国勧業博覧会 ・第四〜五回内国勧業博覧会 ・東京勧業博覧会 ・明治初期の京都と奈良の博覧会 ・吉原博覧会 ・博覧会もどき}/化け物屋敷/八人芸/花屋敷/パノラマ/歯力/ピアノ/火渡り/富士山 {・浅草富士 ・浪花富士}/へらへら踊り/万歳/八幡の藪知らず/ルナパーク/六斎踊り/ろくろ首
【人物編】
粟田勝之進/鏡味仙太郎/帰天斎正一/ジャグラー操一/松旭斎天一/松旭斎天勝/隅田川浪五郎/鳥潟小三吉/長井兵助/浜碇定吉/早竹虎吉/紅勘/豊年斎梅坊主/松井源水/松本喜三郎/安本亀八/柳川一蝶斎
図版提供・執筆者紹介