1991年 A5判 P235 カバー背ヤケ
民俗学者ブルンヴァンがアメリカの都市伝説をフォークロアという位置付けで紹介、考察した一連の著作『消えるヒッチハイカー』、『チョーキング・ドーベルマン』に続く3冊目にあたる。
前2冊ではとりあげていない都市伝説だけでなく、すでに扱ったエピソードの新たな類話バリエーションなども含め、口述よりもメディアからの資料を中心に紹介する。
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目次:
はじめに・都市伝説に終わりはあるのか
謝辞
1 動物の話
{「メキシコから来たペット」/「盗人カンガルー」/「巨大なナマズ」/「蛇の缶」/「不運な水上スキーヤー」/「不注意な泳き手」/「包み中の死んだ猫」/爆発する動物/「動物の復讐」/「のどをつまらせたドーベルマン」 }
2 車にまつわる話
{「消えるヒッチハイカー」/「首をはねられたペットあるいは人」/「バックシートの殺人者」/「アレチネズミ(あるいは蛇)が原因で起きた事故」/「狂人とタイヤのナット」/「切断された指」/「老人対若者」}
3 怖い話
{「小利口なベビーシッター」/「戦争成金」/「母親の脅し実行さる」/「キャベツ畑の悲劇」/医療にまつわる怖い話/「クモの咬み傷」/「髪の毛の玉」/「結腸・直腸のハツカネズミ」/「わたし、メアリー・ワースの存在を信じるわ」}
4 汚染の話
{「ユッカの中のクモ」/「不運なコンタクトレンズ」/「他人の入歯」/「盗まれた検体」/ポインセチア神話/「秘密の成分」/「食べられたペット」/人種に関するステレオタイプ的な伝説をさらに/「ユダヤ人の秘密の税金」/「革命のための共産主義者の規則」}
5 セックスとスキャンダル
{緑色のM&Ms/蛇の話/「スキー事故」/「露出狂のエイボン化粧品売り」/「グリーン・スタンプ」/「初対面のデート」/「キルケニーの未亡人」/「七面鳥の首」/「つかまえた!」/「証拠」/「犬の散歩」/「悩んだ花嫁」}
6 犯罪の話
{「ビスケットの包み」/「うしろめたいダイエット中の人」/「くじ引き券」/「万引きと冷凍チキン」/麻薬の密輸に関する伝説/「助けになるマフィアの隣人」/「誘拐未遂」/「毛むくじゃら腕のヒッチハイカー」}
7 製品、職業、有名人
{「安あがりの車」/製品の誤用についての伝説と、法律にまつわる怖い話/「芝刈り機事件」/「ブタン入りライター」/「コンタクトレンズ」/法律上の怖い話/報償のうわさ/「ゲイのイエスを題材にした映画に関する嘆願書」/有名人のうわさと伝説―抜粋―/「ケネディ紙幣」/「マイケル・ジャクソンの電話番号」/「マイケル・ジャクソンのダンシング・パートナー」/「道化者ボーゾーの失敗」/「ドリー・パートンのダイエット」/あるジャーナリストの放浪の旅/大学に関する伝説/「曲芸師のような教授」/大学試験答案用紙についての伝説/寮生活(と死)―「びっくり!」/寮生活(と死)―「ルームメートの死」}
おわりに・都市伝説は決して終わらない
訳者あとがき
索引