1985年 14.4×22.1 P254 表紙少汚れ、端僅イタミ
全254ページのうち特集131ページ。
目次:
【連載 ばらふえなりあ 5】シャラワジの庭 ザ・ピクチュアレスク(3)(高山宏)
【連載 私のブリニウス 5】薬草と毒草(澁澤龍彦)
【詩】詩とはなにか(運載詩 最終回)(大岡信)
【小詩集】われらを生かしめる者はどこか(稲川方人)
【連載 えぶりしんぐ 5】キプロスにて(安野光雅)
【評論 「悪の華」を読む】ボードレールの未成年の手紙(渡辺広士)
【世界の文学)薄明の遊歩場(R・ヴァルザー 編訳:飯吉光夫)
【コミック・ワールド 2】諸星大二郎 『孔子暗黒伝』の楽しみ方(浜口稔)
●特集 無機質な世紀末のためのガイド・ブック
【世紀末の論理】破滅への願望(今村仁司)
【世紀末の復習】
自壊の予感 “不減性の暗示”のパラドクス(島弘之)
陽気なカタストロフィー 鯰絵の図像学(気谷誠)
【無機的なカタストロフィーの欲望 ―核・テロル】
人質とテロル 不可能な交換(ポードリヤール 訳:山田登世子)
テクノロジーと死のファンタスム(L・V・トマ 訳:上野俊哉)
対話 笑顔でテロリズム(ロトリンジェ、トイフェル 訳:田崎英明)
【無機的な死=消滅の欲望】
たちむかわない子どもたち(川本三郎)
無機的な死への衝動 J・G・バラードとカタストロフィーの風景(富士川義之)
エクスタシー、そして破滅の夢 オラフ・ステイブルドンの『最後の、そして最初の人間』(フィードラー 訳:浜口稔)
【無機的な世紀末の場所 ―アウシュヴィッツ・ベルリン・コンピュータ】
ベルリンの壁(ブランショ 訳:西谷修)
不可能な《終末》への断章(小林康夫)
挑発する廃墟 コンピュータ・ゲームを読む(畑中佳樹)
【無機的な世紀末のフィギュール】
エアブラシの機銃掃射 ペーター・クラーゼン(石田和男)
インタヴュー ポスト・モダンの地獄絵(木村恒久)
【スクリーンの快楽】『善悪の彼岸』 論理と狂気の二重奏(利光哲夫)
【フォークロアの誘惑】乞食論覚書 宗教学と民俗学の間(山折哲雄)
【連載作者列伝 5】ベッピ・リフェッサー 贋作を作らなかった贋作者(種村季弘)
【連載 シルクロード ーものの文化史 5】ガラス文化の東漸(長澤和俊)
【連載 ファンタジー 5】もうひとりのわたし(岸田今日子)
【今月の作品】(田村隆一)
【われ発見せり】デウカリオーンと顔の誕生(合田正人)