1989年 A5判 P268 表紙背ヤケ、少汚れ 小口少汚れ 末尾ページ端少イタミ
目次:
【月光インタビュー】塚本邦雄×福島泰樹 波瀾の秋(写真:宮内勝)
【作品五十首】
花夜叉(太田代志朗)
黒緋の花(清田由井子)
【作品四十首】
個《われ》を狩る街(賀村順治)
竜の伝説(ドラゴンクエスト)(佐久間章孔)
【連載評論[歌と思想]】短歌における声調(持田鋼一郎)
【連載評論】表現力について [最終回](鈴木貞美)
【時評I[詩歌]】宇宙への投弾 「こころざし」のありかを問う(菱川善夫)
【時評II[文芸]】「近代以前」への視野 蓮實重彦著『小説から遠く離れて」雑感(小笠原賢二)
【時評III[美術]】「反戦」と絵画 壁に刻まれた記録、証言としての絵画(窪島誠一郎)
【時評IV[思想]】現実は甘くない ―なるほど、しかし(池田浩士)
【時評V[精神]】田村一村の墓碑銘(西井一夫)
【六〇年代歌集私記】唱うも今日をかぎり 岡井隆歌集『天河庭園集』(伊藤一彦)
【写真】東京[No.2](宮内勝)
【短期連載II】北村透谷、運命《かみ》とひとの間(永畑道子)
【俳句二十句】
近詠(加藤郁乎)
半歌仙 東京物語(仁平勝)
家具と肉体(西川徹郎)
【詩】
蟇(清水昶)
発寒通信『界川游行』(白鳥真)
【創作】Gハイム706号(石和鷹)
【作品三十首】
秋霖(北原耀子)
樹光(三杉蓮子)
花森(林多美子)
母郷(いとう茜)
天の梯子(岡口茂子)
白鳥連環(織田百合子)
冥 ―May―(長月桃子)
電子脳(川崎秀三)
風を待つ種子(竹下洋一)
白夜燦燦(持田鋼一郎)
【作品十八首】
西日のあたる家(小川太郎)
哀愁波止場(松岡達宜)
歳月無聊(西村せつ子)
踏青(麦草ともえ)
花雨(篠原霧子)
花のかげろう(西山翳)
【連載評論】泰樹百八首[5](立松和平)
【掌編小説】
丘(三田誠広)
時雨(太田代志朗)
【連載/編帯の歌】ミシガン・アサシン(前田衷)
【連載/路地裏の航海】街の麦・寺山修司断章(小川太郎)
【運載/酔いどれ作家論】切磋踏切悲話(松岡達宜)
【コラム】
賢治断簡[2](浦辺諦善)
文芸えんま帖[6](井出彰)
【月光劇場[CONCERT]福島泰樹は神経症に効くか 福島泰樹短歌絶叫コンサート「パルチザンの歌」(西村エリ)
【連載エッセイ】
分身の日記[6](島田雅彦)
文句伝《其三》(小林恭二)
【作品十五首】
少年の夜と朝のうた(三枝浩樹)
ゴールデン街一九八九年六月(上田かおる)
水銀光(名和喜多太)
首都鳥葬(福間三九郎)
立夏祭(深津千恵)
太鼓橋(高橋凜凜子)
見えない色の(水浜郁子)
否か知らねど(佐藤宏子)
冬景(黒田和美)
【作品七首】
“兄”なる人(木村美月)
なつが来るころ(桶本典子)
標本(市川和歌子)
さちよいて空に虹(柴田陽)
ひらひら(小林秀子)
蒼とめどなき(岡貴子)
時を食む(藤岡巧)
真秀ろば(寺下宏司)
逍遥II(永田吉文)
理想円形(中田實)
雨のち雨のち晴れ/四月(三田村慶)
伝言(長野久美)
【読者作品】月光歌筵(選: 三田誠広、清水昶、福島泰樹)
【十枚書評】
美しき煩悩のひと 坪野哲久『人間旦暮』(織田百合子)
木は空に喉笛を吊るす 吉増剛造『スコットランド紀行』(友川かずき)
深夜夢をみるのは 明石長谷雄『冬たんぽぽ』(太田代志朗)
時間を彫る 渡辺千尋銅版画集『象の風景』(北原曜子)
編集後記