1990年 A5判 P128 表紙少ヤケ、少汚れ、薄く折れ跡 ページ少ヤケ
雑誌『季刊 幻想文学』のコーナー「幻想ブックレビュー」を独立させるかたちで創刊された書評誌の第1号。
全128ページのうち特集36ページ。
目次:
【特集 澁澤龍彦をめぐるブック・コスモス】
インタビュー&ブックガイド
『裸婦の中の裸婦』『澁澤龍彦考』『澁澤龍彦文学館』(巌谷國士)
庭園としてのアンソロジー(種村季弘)
箱にして箱にあらざる文学館(淡谷淳一)
ブックレビュー
既視との遭遇(伊藤敬)
澁澤龍彦の陰のもとに(森村進)
モノセクシュアルな精神(加藤幹也)
スピノザ・コンプレックスについて(伊藤敬)
『澁澤龍彦考』書評集成(石堂藍)
澁澤龍彦を読むためのKEY BOOKS
題材と変容(富士川義之)
素朴と情念(矢川澄子)
“幻想美術論”をめぐる本(薮下明博)
BGM 座談会 澁澤龍彦を読むための KEY BOOKS を探せ!
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新刊バトルロイヤル(秋山義典、石堂藍、風間健司、倉阪鬼一郎、小池壮彦、小林孝夫、篠田真由美、高山敦子、高山海彦、高山直之、田中浩一、長霊べしみ、長山講生、信澤淳、真淵威志、南敬二、桃園遊、森公達、森村進、藪下明博、渡電)
【ブック・インタビュー】
荘子とミステリー ―『夕潮』『荘子の知恵』をめぐって(日影丈吉)
ロックと小林秀雄から ―『月に憑かれて』(島弘之)
地球は宇宙の異界である(鎌田東二)
『ティンガ・ティンガ』 アフリカン・ポップアートの世界(白石顕二)
集英社版世界文学全集に注目する
{世界文学の〈快楽〉を追求するために 集英社ギャラリー〈世界の文学〉(取材・構成:松浦和泉)/〈世界の文学〉をふりかえってみると……(沢田真吉)
【今月のゲスト】
散歩する本の話(紀田順一郎)
さまよへる悪霊、或は屈託多き女(須永朝彦)
「私」をめぐる探索行(谷川渥)
タルホ問答(高橋康雄)
【連載コラム】
画家逍遙(高山直之)
絵本の世界(石堂藍)
画集悦覧(本多裕子)
サイキック・ミュージック最前線(田中浩一)
シアター無帖(虚青裕)
CINEMA★SHINDO(新藤純子)
綺想のライブラリー(長山端生)
世紀末校正暗黒日記(倉阪鬼一郎)
ブック・ライフ・クリニック(浅羽通明)
環境の本 14+1(石堂藍)