1985年 四六判 P434 帯端スレ、背少ヤケ カバー少スレ、少汚れ 本体表紙少汚れ 小口からページ端にかけてヤケ、時代シミ多、シミ汚れ
“「現代と民話」という新しい分野に着目した松谷みよ子は、現代に語りつがれている民衆の豊かな語らい、証言から考察を進め、新鮮な民話への礎を築こうとする―。”(帯文)
目次:
序文 明日の民話のために
第一章 河童
河童考
一 河童にあう
{水辺にて(一)/水辺にて(二)ブナガヤ/山や畑などで(一)/山や畑などで(二)ケンムン/家の中で(一)/家の中で(二)キジムナー/河童のあいさつ(一)/河童のあいさつ(二)/ブナガヤ/火にあたる河童(一)/火にあたる河童(二)ブナガヤ/つかまえた河童}
二 河童婿入
{河童おだまき/河童の子を産む/馬との婚姻}
三 河童のお産
四 川にひきこむ河童
{尻子玉やじごを取る河童/帽子の好きなえんこう /河童駒引}
五 水神の手紙
{水神の手紙}
六 河童と相撲
{人と相撲をとる(一)/人と相撲をとる(二)ケンモン/河童同士の相撲(一)/河童同士の相撲(二)ブナガヤ}
七 河童と仏飯
{仏飯で助かる(相撲)/仏飯で助かる(引きこまれずにすむ)}
八 河童の御礼
{河童の御礼}
九 水神の誘い、河童のたたり
{水神に誘われる/上から歯が生えた子/河童のたたり(一)/河童のたたり(二)ケンモン/マッカーサーにたたる河童の通り道(一)/河童の通り道(二)ケンモン/河童に化かされる(一)/河童に化かされる(二)ケンムン/河童にさらわれて}
十 水くも
{水くも}
十一 河童のいたずらなど
{人間に化ける(一)/人間に化ける(二)ケンムン/魚などに化ける/通行人や仕事の邪魔をする(一)/通行人や仕事の邪魔をする(二)ブナガヤ/河童酒買い/盗み食いや歯型をつける}
十二 河童風呂入
{河童風呂入}
十三 河童に頼む
{河童に頼む/ブナガヤに頼む}
十四 河童に頼まれる
{公害を知らせる/金物を知らせる}
十五 河童の声、歌、物音、足あとなど
{河童の声や足あと(一)/河童の声や足あと(二)ブナガヤ/河童の歌・ ロ笛(一)/河童の歌・口笛(に)ケンモン/木を伐る音や鉄・太鼓の音など}
十六 ブナガヤ火・ケンムン火
{ブナガヤ火・ケンムン火}
第二章 天狗
天狗考
一 天狗のお囃子や笑いなど
{天狗のオーケストラ/天狗の木伐り/天狗の火/天狗の花火/天狗笑い/天狗の声/天狗の水飲み/天狗渡り(一)/天狗渡り(二)}
二 天狗のいたずらやお客など
{天狗にであう/天狗のいたずら/天狗と相撲をとる/酒好きな天狗/天狗のつきあい・お客}
三 天狗に力などをもらう、弟子など:
{天狗に力などをもらう/天狗にのりうつられる/天狗の弟子}
四 天狗のたたり(おそろしい天狗)
{天狗の木(そのたたり)/天狗のたたり/天狗の八つ裂き}
五 天狗信仰
{天狗の芋とり/天狗道中・天狗の火伏せ・火事知らせ/天狗信仰}
六 ふしぎな太鼓
{天狗の太鼓}
七 自然の中の天狗
{天狗の畑/天狗の相撲とり場・垢離場}
第三章 神かくし
神かくし考
一 天狗による神かくし
二 山の神などによる神かくし
三 何ものとも知れぬ神かくし
{話(一)/話(二)}
四 狐やむじなの仕業といわれる神かくし
五 深山の婚姻による神かくし
河童の名称
天駒・神かくし年表
あとがき