昭和52年 A5判 並製本 表紙少スレ、端少イタミ、背ヤケ 小口少ヤケ、僅時代シミ 裏遊び紙書店ラベル貼付
国際観光旅館連盟が創立25周年記念事業として発行した冊子。
目次:
【第一部 宿駅と交通】
上代における旅
{上代の旅―孝徳記―草枕―常陸風土記―旅の制度―養老令―賦役令―公式令―駅戸―駅子の疲弊}
奈良、平安時代の旅
{駅路の治安維持―警報伝播―僧侶の活動―行路病者の救護―検問と刑罰―喧嘩口論の防止―貴族の旅行―旅行施設}
鎌倉幕府の旅の制度
{駅路の法―駅家雑事―道中の警備―関税―宿駅の繁栄}
鎌倉、室町時代の旅
{治安の維持―遊女―信仰の旅―宿泊の施設―治安の悪化}
戦国時代の旅の制度
{伝馬制―今川氏の制度―北条氏の制度―武田氏の制度―伝馬宿}
江戸幕府の旅の制度
{伝馬の定―宿駅の定―道中奉行―五街道―脇街道―宿駅の形態―宿駅の設置―宿駅の発達―宿手代―宿駅のなりたち ―伝馬町―宿駅の役金 ―宿役人―帳付と馬指―年寄役―百姓代、割元役―問屋の庭銭―人馬継立―通日雇人足―組合結成―本陣との契約}
江戸時代の旅の取締り
{宿駅の取締り―統制―一般村落の統制―宿駅の統制―継立―休泊―法度書―旅人の医療と死亡―火災―関所―入り鉄砲に出女―関所手形}
江戸時代の旅
{道中費用(一)―道中費用(二)―道中の盗難、危難―道中の取締り―雲助―道中心得(一)―道中心得(二)―道中心得(三)―道中心得(四)―狐狸対策法―船酔の妙法―宿の心得―蚤を避ける法―疲れを直す秘法―道中の薬―旅の道具―道中用具―旅日記―旅の迷信}
【第二部 旅籠屋と本陣】
宿泊のはじまり
{布施屋}
庶民の宿
{はたごや―旅宿の変遷―木銭、旅籠銭―旅籠屋のしくみ―共済制度―組合―旅行用心集―宿泊の制限―宿泊の状況―案内票―宿泊心得 ―枕さがし―飯盛はたご―飯盛と盗難―茶屋}
本陣
{参勤交替―本陣のはじまり―本陣の設置―従者の数―脇本陣―本陣の数―臨時の本陣―小休本陣―本陣の規模―田中家―本陣の建築―関礼―宿泊予定の競合―定本陣―大名の宿泊―宿割り―継立と休泊―宿助郷の被害―問屋場の難儀―本陣の収入―災害の補助―本陣の副業―追分宿―本陣の地位―苗字帯刀―本陣の衰徴―追分宿の窮状―本陣の窮乏―本陣の意義}
宿泊の取締り
{旅籠屋の取締り―風俗取締り―遊女の禁止―飯盛女の年季証文―飯盛女―飯盛女の規制―代官の伺い―宿の財政援助―飯盛女の制限―明治の通達}
貨客の争奪
{争奪の原因―客引の取締り―宿内の争奪―客引の規定―客引の禁止―追分宿の規定―規定の改正―配分金―他宿との争い―伝馬宿の保護}
宿住民の難渋
{宿駅の負担―駅制の改革―拝借金の制限―幕府の補助政策}
【第三部 宿駅の廃止と諸規則、五街道、貨幣制度】
宿駅の廃止
{明治国家の登場―駅逓司の設置―駅逓司の職掌―民部省―助郷の変革―宿駅法の改正―問屋の廃止―旅籠屋の改革―人足賃の公定―陸運会社の設立―飯盛女の解放―貨幣制度の改革―名称の改正}
近世の取締り規則と統制令
{宿屋取締り規則―警察への宿泊届―宿屋営業取締り規則―宿泊料金統制要綱―最高宿泊料の規制}
五街道宿駅一覧
{東海道―中山道―日光道中―奥州道中―甲州道中}
江戸時代の貨幣制度
{江戸時代の貨幣の種類―金貨幣の単位―銀貨幣の単位―永銭勘定―品位と量目―貨幣の相場}