1996〜98年 A5判 P746、868、699 1、2巻:カバー背および端ヤケ、端イタミ、少破れ 小口少汚れ ページ僅少折れ跡 3巻:カバー少汚れ、端僅イタミ ページ角僅折れ跡
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【1 教父と東方の霊性(ルイ・ブイエ 訳:大森正樹、長戸路信行、中村弓子、宮本久雄、渡辺秀)】1996年 P746 天少汚れ、時代シミ
目次:
●第一部 教父の霊性●
第一章 初代のキリスト教徒たち
{二世紀の諸問題/文献/終末論 ―千年至福説の問題/霊的賜物《カリスマ》とグノーシス/初代教会の典礼 ―エウカリスティア〔聖体祭儀・聖餐〕/初代教会の典礼 ―祈りと言葉/キリスト教的グノーシス/十字架と栄光/十字架と教会/教会と愛《アガペー》/二つの道と単純性/エンクラト主義}
第二章 殉教
{殉教の文献/ユダヤ教における先駆者たち/殉教と終末論/殉教への願望/殉教と「キリストのまねび」/殉教とエウカリスティア/殉教者におけるキリストの現存/殉教と洗礼/殉教への準備と殉教の代理}
第三章 グノーシスの問題 ―キリスト教的グノーシスとヘレニズムのグノーシス
{キリスト教的グノーシスとヘレニズム/哲学と霊性/新プラトン主義の起源/新ピュタゴラス主義/ユスティノ ス/「キリスト教哲学」の最初の試み/「理《ロゴス》に適った犠牲」/ヘレニズムによるキリスト教の変質/異端的グノーシス主義/異端的グノーシスに対するキリスト教の反応/エイレナイオス/教会と真の信仰の保護/統合/神を見ることと神における命/受肉による救済と十字架による救済/異端的グノーシスと正統的グノーシス/異端の神話とキリスト教信仰}
第四章 起源からエイレナイオスに至るグノーシスの発展と継承
{パウロのグノーシス/パウロ的グノーシスとユダヤ教的グノーシス/ヨハネとグノーシス/キリスト教的グノーシスの独創性/使徒教父/ローマのクレメンス/『バルナバの 手紙』/ユスティノスにおけるグノーシスの伝統的性格/エイレナイオスと正統的グノーシスの総合}
第五章 アレクサンドレイア学派(一) ―クレメンス
{アレクサンドレイア学派とは何であったか/新プラトン主義の起源/『ヘルメス文書』の思想/パンタイス/クレメンス/覚知者《グノースティコス》の理想/グノーシスと哲学/グノーシスと神秘思想/不動心《アパティア》}
第六章 アレクサンドレイア学派(二) ―オリゲネス
{アンモニオス・サッカス/オリゲネス/聖書と十字架/オリゲネスの比喩的聖書解釈とグノーシス/オリゲネスの修徳修行/悪霊に対する戦い/ロゴスの神秘思想/ロゴスの神秘思想と神の神秘思想/プロティノス}
第七章 修道制の起源
{修道制の前史/殉教と隠修生活/修道制に関する最古のテ クスト/「アントニオス伝」/砂漠と悪魔/世間への帰 選/修道制とキリスト教/パコミオスと共住修道生活/独 住修道制と共住修道制/修道生活の最初の拡大
第八章 学究的修道制(一) ―カッパドキア教父
{カッパドキア教父/バシレイオスと修道制/ナジアンソスのグレゴリオスの人となり/ナジアンゾスのグレゴリオスによる修道者の召命/結婚と純潔/ナジアンソスのグレゴリオスの神秘思想/ニュッサのグレゴリオス/グレゴリオスの思想の枠組/聖書註解/修道生活に関する著作/『キリスト教綱要』の最終的総合/神の知《テオグノーシア》/神の現存と探究/愛と合一}
第九章 学究的修道制(二) ―偽マカリオスとエウアグリオス・ポンティコス
{「マカリオス」問題/「大書簡」/偽マカリオスの『霊的講話集』とニュッサのグレゴリオスの思想/光の神秘思想/絶えざる祈り/罪と恩寵との共存/エウアグリオス・ポンティコス/エウアグリオスの宇宙論と人間論/霊的進歩の諸段階/徳と悪徳/エウアグリオスの不動心《アパティア》/エウアグリオスのグノーシス/結論}
第一〇章 偽ディオニュシオスと教父の神秘思想
{「ディオニュシオス文書」の歴史的文献学的問題/宇宙《コスモス》と位階/偽ディオニュシオスにおける神秘思想の起源と本性/合一と神化/結論}
監修者あとがき
文献目録
索引
詳細目次
著者紹介
【2 中世の霊性(J・ルクレール、F・ヴァンダンブルーク 訳:岩村清太、神谷幹夫、瀧川好庸、冨原眞弓、中條忍、山崎庸一郎、渡辺秀)】1997年 P868
目次:
●第一部 グレゴリウスからベルナルドゥスまで(六―十二世紀)
第一章 大グレゴリウスの思想
{一 大グレゴリウスの霊的著作/二 三つの身分(生活形態)/三 二種類の生活/四 神と人間/五 救いの道/六 神の賜物/七 神に仕えること/八 神の直視/九 グレゴリウスの霊性の意義}
第二章 アイルランド霊性の浸透
{一 パトリキウスとその影響/二 コルンバヌスとその弟子たち/三 コルンバヌスの教え/四 修道制の地、アイ ルランド/五 償罪(悔俊)と巡礼/六 祈りと愛}
第三章 ゲルマン民族の王国における霊性
{一 大グレゴリウスの影響の跡/身分(生活形態)/三 悔俊者の団体/四 司牧者/五 修道院の影響/六 キリスト教的英雄/七 祈り}
第四章 カロリング・ルネサンス
{一 一般信徒の教育/二 聖職者と司教座聖堂参事会員/三 ベネディクトゥスの『戒律』の飛躍的発展/四 キリスト教的戦い/五 聖書とその研究/六 典礼による信心/七 ヨハネス・エリウゲナと神の認識}
第五章 混乱と改革の時代における高揚
{一 キリスト教の騎士/二 使徒的生活《ウイタ・アポストリカ》/三 修道院の革新/四 クリュニー修道院と絶えざる祈り/五 ロムアルドゥスとその弟子たち/六 厳格/七 聖書と典礼/八 フェカンのヨハネスと観想の祈り}
第六章 新しい修道会
{一 共住修道生活の危機/二 十字軍と巡礼の精神/三 騎士修道会/四 律修参事会の躍進/五 新しい修道会の創設/六 クサンテンのノルベルトゥスとプレモントレ会/七 ブルーノ、グイゴ一世、カルトゥジア会/八 独居生活の再発見}
第七章 ベネディクト会の伝統
{一 天才的修道士、カンタベリーのアンセルムス/二 ペトルス・ウェネラビリスとクリュニー/三 ベネディクト会の他の思想家たち/四 修道女たち/五 ビンゲンのヒルデガルトとシェーナウのエリーザベト/六 修道院への愛/七 信心}
第八章 シトー会の伝統
{一 新しい修道院/二 クレルヴォーのベルナルドゥス ―最後の教父/三 ベルナルドゥスと、謙遜から脱魂への道程/四 ベルナルドゥスと、キリスト教の神秘への具体的な接近/五 サン=ティエリのギヨームと三位一体の神秘思想/六 リーヴォーのアエルレッド ―父なる大修道院長/七 ベルナルドゥスの足跡を辿って/八 クレルヴォー以外のシトー会士/九 シトー会の霊性は存在するか}
●第二部 新たな環境・新たな問題(十ニ―十六世紀)
第一章 十二世紀の学究的環境
{一 修道院的中世とスコラ的中世/二 学校と大学/三 サン=ヴィクトルのフーゴー/四 サン・ヴィクトルのリカルドゥス/五 他のサン・ヴィクトル学派の人々}
第二章 十二世紀の一般信徒の信仰
{一 キリストに対する信心/二 聖母崇敬/三 聖人、天使、悪霊/四 福音による貧しさに向かって/五 異端の動乱/六 カタリ派の大いなる脅威/七 隠修者と独居隠修者/八 騎士制度と宮廷風恋愛}
第三章 フランシスコ会の春
{一 十三世紀初頭の宗教的状況/二 アッシジのフランチ エスコ/三 「聖霊派《スピリトゥアレス》」の脅威/四 フランシスコ会の神学者たち/五 フランシスコ会の神秘家たち}
第四章 ドミニコ会の躍進
{一 カレルエガのドミニクス/二 ドミニコ会の霊性/三 アルベルトゥス・マグヌス/四 トマス・アクィナス/五
托鉢修道士と在俗聖職者の抗争}
第五章 十三世紀における一般信徒と聖職者
{一 民衆の敬虔/二 霊的な諸団体/三 ベギンとベガルド/四 「婚姻の神秘主義」と「本質の神秘主義」 ―ハーデウェイヒ/五 ダンテ ―神秘主義的詩人}
第六章 十四世紀ドイツの神秘思想
{一 世紀の夜明けに/二 マイスター・エックハルト/三 ヨハネス・タウラー/四 ハインリヒ・ソイゼ/五 ラインラント神秘主義/六 フルーネンダルとヤン・ファン・ルースブルーク}
第七章 思弁的神秘思想と修道生活とに対する不信
{一 十四世紀中葉の状況/二 シエナのカタリナ/三 イングランド派/四 「新しい敬虔《デウォティオ・モデルナ》」/五 在俗の指導者たち}
第八章 後継者たち
{一 十四世紀までのベネディクト会とシトー会/二 カル トゥジア会/三十五・十六世紀の主要な修道士たち/四 托鉢修道会の説教家と神秘家/五 その他の修道会}
第九章 十四・十五世紀の一般信徒の信仰
{一 悲観主義/二 悪魔熱/三 民衆の敬虔/四 一般信徒の神秘家たち}
第一〇章 宗教改革と反宗教改革に向かって
{一 ルネサンス人文主義/二 宗教改革者と諸分派/三 カトリックの改革の試み/四 スペインにおける神秘主義と使徒的活動の胎動}
文献目録
索引
詳細目次
著訳者紹介
【3 近代の霊性(ルイ・コニェ 訳:磯見辰典、國府田武、瀧川好庸、冨原眞弓、西川宏人、渡辺秀、渡辺義愛)】1998年 P699
目次:
●第一部 スペイン霊性の全盛期●
第一 章 イグナティウス・デ・ロヨラとその霊性
{一 イグナティウス・デ・ロヨラの内的生活/二 『霊操』の霊性/三 イグナティウスの最初の弟子たち}
第二章 神秘思想と人文主義
{一 ライン=フランドル神秘思想の最後の現れ/二 ジェノヴァのカタリナ/三 人文主義の宗教}
第三章 アビラのテレサ
{一 アビラのテレサとその先駆者たち ―オスナとラレード/二 アビラのテレサの人柄と著作/三 アビラのテレサの霊性}
第四章 十字架のヨハネ
{一 十字架のヨハネの人柄と著作/二 十字架のヨハネにおける芸術家と思想家/三 十字架のヨハネの霊的教え}
第五章 スペイン霊性の偉大と悲惨
{一 霊性の二人の師 ―フアン・デ・アビラとルイス・デ・グラナダ/二 霊性と詩 ―ルイス・デ・レオン/三 黄金時代の終わり}
第六章 イエズス会霊性の危機
{一 ライン=フランドル派の浸透とバルタサール・アルバレス事件/二 二つの霊的方向/三 イタリアの霊性とイエズス会}
●第二部 フランス霊性の全盛期
第一章 フランスの霊性の革新と離脱派
{一 フランスにおける霊性の状況/二 カンフィールド/三 離脱派の発展と危機}
第二章 フランソワ・ド・サルとその思想
{一 『信心生活入門』とフランソワ・ド・サルの心理主義/二 フランソワ・ド・サルの霊性の発展と霊的指導/三 『神愛論』とフランソワ・ド・サルの神秘思想/四 初期のフランソワ・ド・サル派、ジャンヌ・ド・シャンタルとジャン=ピエール・カミュ}
第三章 ベリュールとその霊的綜合
{一 ベリュール主義の誕生と発展/二 ベリュールの主な主題/三 ベリュールによるキリスト教的生活}
第四章 ベリュールの継承者たち
{一 ベリュール主義の擁護者 ―カルメル会、ブールゴワン、ジビューフ/二 ベリュール主義の発展 ―コンドランとセグノ/三 ベリュール主義の展開 ―ヴァンサン・ド・ポール、オリエ、ジャン・ユード}
第五章 イエズス会とフランス霊性
{一 敬虔な人文主義/二 ルイ・ラルマンの使徒的神秘主義/三 ルイ・ラルマンの同時代人たち}
第六章 初期のポール=ロワイヤル
{一 ポール=ロワイヤル修道院の改革/二 サン・シラン/三 最初の危機}
文献目録
索引
詳細目次
著訳者紹介