昭和37年　文庫判　P80　並製本　全体に経年によるヤケ、シミ、少イタミ

表紙：玉井ヒロテル
挿絵：中西立太

「マラコット深海」などの邦題でも知られるコナン・ドイルのSF小説を中学生向けの平易な文章・構成で翻訳。

“なぞの海底大陸アトランチスは、ほんとうにあるのか！
大西洋の海底で、三人が潜水機から見たものはなにか！”（表紙紹介文）

“ギリシアやローマ時代（今から約二千年前）よりさらに何年か前、もっと進んだ文化をもった人間のいた大陸が、大西洋のまん中にあったと伝えられています。そして、その大陸の名はアトランチスと言い、それは、ある時、火山の大爆発とともに突然、大西洋の底に沈んだとも言われています。
この中一文庫“なぞの海底大陸”は、その海底大陸アトランチス探検のことを書いたものです。
原作者は、名探偵シャーロック・ホームズの登場する探偵小説を多く書いた。イギリスのA・コナン・ドイル（一八五九―一九三〇）です。 ”（本書見返し「はじめに」）

目次：
第一章　マラコット博士の計画
　｛海洋調査船のひみつ／うちあけた大計画／深海の底へ！／怪物あらわる｝

第二章　深海の潜水機
　｛海底にうもれた都市／海底人だ！／科学の国／通訳テレビ｝

第三章　海底の冒険
　｛ハウイ船長のさいご／海底の冒険／故郷の声／レビゲン・ガス｝

第四章　ふたたび海上へ
　｛アトランチスの歴史／なぞの宮殿／悪魔のわらい／宇宙怪人のさいご／海上へもどる ｝