昭和47年 四六判 P196 函スレ、角僅イタミ 本体元パライタミ、背少ヤケ 小口少ヤケ、僅シミ汚れ
装幀・挿絵:加納光於
目次:
ギロチンのまえではじめて気高くなったマリー・アントワネット
父にはずかしめられた十四歳の少女ベアトリーチェ・チェンチは天使のように愛らしかった
男性遍歴をしながら一度も満足しなかったジョルジュ・サンド
権力を争う母と子、ネロとその母アグリッピーナ
現代ならばさしずめデヴィ夫人(?) ローラ・モンテス
華やかな自由恋愛のチャンピオン 和泉式部
レスビアン詩人 サッフォー
魔女として、生きながら焼き殺されたジャンヌ・ダルク
男たちに取り巻かれながら、実は処女だったエリザベス女王
裁判をうけながら肖像画を描かせた、フランス革命の女闘士 シャルロット・コルデー
冷感症の熱い女 サロメ
二十年間、火のような恋文を書きつづけた エロイーズ
女の主体性と自由を守りぬいた反体制のヒロイン 細川ガラシア夫人
愛する夫の出獄の日、謎の離別をしたサド侯爵夫人 ルネ・ペラジー
マゾヒズムの元祖マゾッホと奇妙な契約結婚をしたワンダ・リューメリン
畸形か、奇跡か? 処女懐胎した聖母マリア
一日会わなければ病気になり、三日会わなければ死ぬという「愛の飲み物」を飲んだ金髪のイゾルデ
私生児として生まれ、母親の発狂で孤児院に、十四歳で最初の結婚をしたマリリン・モンロー
そのとき二人の心をよぎったものは? かつての敵、後白河法皇を寂光院に迎えた建礼門院平徳子
女と毒薬との関係の極致 みずからの快楽のために次々と殺人を重ねた稀代の女毒殺魔 ド・ブランヴィリエ侯爵夫人
二十年は処女、十五年は娼婦 七年は女だった女 ポンパドゥール夫人
国際外交のかげに泣いた悲劇のヒロイン 王昭君
謎深いドラマを秘めた女性 マグダラのマリア
フリー・セックスの実践家のように奔放に恋をした女性美の理想像 ヴィーナス
あとがき