
1987年3刷 B6判 ソフトカバー P241 帯背ヤケ 小口ヤケ
“秦の亡命者・徐福が編したと伝えられる宮下文書には謎が満ち満ちている。
古代、富士山麓には富士高天原王朝が栄えた!
だが、なぜかこの事実は歴史の地平のかなたに抹殺されてしまった。
日本人のルーツを示す海・陸のシルクロードを提示しながら、著者は日本神話と官制の日本史を鋭く批判する!”(カバー裏紹介文)
目次:
「まえがき」に代えて
【序章 宮下文書は現在も生きている】
古代史情報の宝庫・古史古伝
すべての歴史は現代の歴史
【I章 宮下文書の世界】
人種の誕生
阿間都州はどこにあるのか
天之世七代と「火」の神
幽の幽なる神々
「天之世」の神々の生活
天之御中世十五代(一) ―文化英雄天之御中主神
天之御中世(二) ―神農氏をめぐって
天之御中世(三) ―火高見王朝
海路をとって不二山へ
富士高天原王朝を開いたのは誰か
【II章 富士王朝と高千穂王朝】
高天原世 ―天神七代
イザナミ ―白山比女の原イメージ
豊阿始原世 ―地神五代
三貴子と蛭子の謎
スサノオ対アマテラスの闘い
内乱と外寇 ―海幸山幸伝説の意味
高千穂王朝と富士王朝の対立
ウガヤ朝は大陸漂泊王朝
ヒコホホデミ退位の真相
多元的古代の成立
【III章 宮下文書の時・空間】
はるかなり「妣の国」
高天原はどこにあったか?
砂漠と草原と海
契丹秘史がウガヤ朝を解くカギ
宮下文書の時・空間の謎
渡来人は歴史を持参する
「昔話」的手法による編史
【IV章 富士山麓の先住民史】
先住の神々
水と原生林に浮かぶ富士山
禁制の富士縄文学
弥生対アイヌの決闘
チャシと山城
富士山麓に神々は共住していた
竜宮もあった!
愛鷹山は先住民の聖域
愛鷹山のピラミッド
【V章 富士高天原の没落】
ウガヤ朝の崩壊
日高佐野王命の登場
神武対長髄彦
「ヒ」と「ヒタカミ」
先住民王朝の成立と崩壊
三品の大御宝を奪った崇神天皇
日本武尊の役割
大山守命の叛乱
南北朝エレジー
【VI章 宮下文書成立史】
その「名称」が語るもの
その成立 ―徐福と孝元天皇
継承したのは「国津神」系
最初の“改訂”
謎の人 ―中臣藤原物部麿
謎の人はやはり不比等か
鎌倉写本の成立
【VII章 徐福伝説を追う】
正史の徐福
宮下文書に登場する徐福
大船団がめざした蓬萊国
富士山麓へ
徐福=神武説とは?
徐福の子孫
宮下文書と熊野伝承
徐福伝説のベールをとれば
熊野・富士伝承成立のかげに・
【終章に代えて】
参考文献