1990年 14.3×22.1 P246 表紙ヤケ、少汚れ、角僅イタミ 小口少ヤケ
全246ページのうち特集158ページ。
目次:
【現代芸術の英雄時代7】モンパルナスのサッフォー(金関寿夫)
【世紀末的魂と夢20】享楽主義者マリウス(富士川義之)
【耳目抄100】花菖蒲と橋殿(竹西寛子)
【詩】
砂上にて/デッキチェア(田村隆一)
終列車(正津勉)
夏の物語り(朝吹亮二)
浮かれ男盛衰記(阿部日奈子)
【食客風雲録5】なんぞ泣く? 平原君対信陵君(草森紳一)
【中国の新鋭作家は語る】井戸の中の戯言 私の創作と文革後の中国文学について(残雪 訳:近藤直子)
【バルガス=リョサ、ペルー大統領選挙の顛末】リョサはいかにして敗れたか(南宏介)
特集 ベトナム戦争とアメリカ 描きだされたVietnam War
【ベトナム・ストーリーズ】
勇敢であること(ティム・オブライエン 訳:村上春樹 絵:太田浩)
ビッグ・バーサ物語(ボビー・アン・メイソン 訳:亀井よし子 絵:笹尾俊一)
【ベトナム戦争と映画】
戦争映画というジャンル(加藤幹郎)
「勝った国」の映画 ―「水の季節」を観る(石坂健治)
【ベトナム戦争とTV】
リウィング・ルームは戦場となったか?(佐藤守彦)
マイアミの“夜の軍隊” MIAMI VICEの政治学(上野俊哉)
【ベトナム戦争とSF】タナトイド宣言 ルーシャス・シェパードの最終兵団(巽孝之)
【ベトナム戦争とジャーナリズム】おまえもおれも寄生虫(青山南)
【ベトナム戦争とアメリカン・ノヴェル】
ヴェトナム戦争文学について(杉浦銀策)
ヴェトナム症候群の青春(今村楯夫)
ヴェトナム戦争を描きだした20冊(杉浦銀策、今村楯夫)
【ベトナム戦争とアメリカン・ポエム】ベトナム戦争と詩 ―詩と「政治」とは?(渡部桃子)
【ポスト・ベトナム時代の戦争】ベトナム戦争が生んだ兵器と戦術(木村譲二)
【描きだされたVietnam War】ポストベトナム時代の想像力(佐藤良明、生井英考)
コラム 世界の文学
【アメリカ】誰も知りたがらないから、オレは知りたいんだ ―マディソン・スマートベルの新作短篇集(越川芳明)
【フランス】地球をだきしめたい ミシェル・セールの信仰告白『自然契約』(芳川泰久)
【イギリス】遂行された殺人の記録 ジョン・バンヴィル『証言の書』(高橋和久)
【ドイツ】トランジットはユーモアの発祥地 ―トルステンベッカーの冒険小説『友情の証』(河野みどり)
【イタリア】霧の中のインド アントニオ・タブッキ『インド夜想曲』(竹山博英)
【ソ連・東欧】ロシア人て、なんて面白いんだろう! ―ピエツーフの珍重すべき才能(沼野充義)
【中国】ノヴェルとしての『古代服飾研究』 ―沈従文(藤井省三)
【幻想】小技のうまさ カール・ラージェント『太古のもの』(大瀧啓裕)
【今月の作品】(選:大岡信)
【われ発見せり】オペレッタの現実性(田辺秀樹)