2014年 15.0×18.0 ソフトカバー P122、122 各巻カバー僅汚れ、僅イタミ 小口ごく僅汚れ 別紙栞付
シュルレアリスム詩からヴィジュアル・ポエトリー、プラスティック・ポエムと、実験・前衛的な詩作を試みてきた詩人・北園克衛の代表的作品を選び出し、発表当時の版組を極力再現しつつ年代順に収録する。
【記号説】
1924年以降、雑誌に寄稿したものや、『白のアルバム』(1929)から『固い卵』(1941)までの詩集に収録された作品から、40篇を選んで収録。
目次:
丸ビル/夜のメカニスト/五月の感覚/53のワルツ/記号学派/記号説/図形説/人形とピストルと風船/薔薇の3時/口笛/海のパルク/NUL/ACTE/MIRACLE/VIN/軽金属の頸とその眼球の紫のガス/硝子の夜の少年の散歩/透明な少年の透明な少年の影/フラスコの中の少年の死/金髪の影 そして白い円のプログラム/軽金属の指と唇をひらいた純真な天使の羽毛の頸 そして極限の中の光沢のある球体の化粧/天体の雪に光った光輪の中の天使の瞳 あるひは真珠の頬/星の眼鏡をかけた天使の読書 あるひは真珠の草花など?/驟雨/貝殼/夏の夜/田舎の食卓/石橋/土用/詩集『サボテン島』から/夏の空間/花のスピイド/熱いモノクル/明るいシヤボン/緑のアクション/溶ける貝殻/固いパルク/休暇のバガテル/透明なオブヂエ/固い曲線
別紙栞:前衛の憂鬱(金澤一志)
【単調な空間】
『黒い火』(1951)から遺稿詩集『BULE』(1979)までの詩集から29篇を収録。
目次:
夜の要素/死と蝙蝠傘の詩/黒い肖像/Ou une Solitude/影の空間/カバンの中の月夜/白いレトリック/曲線的なアルゴ/シガレットの秘密/DE SABLE/夜のバガテル/消えていくオブジェ/稀薄なヴァイオリン/メシアンの煙草/重い仮説/白い装置/煙の形而上学/単調な空間/optical poem/青い円筒/コップの中のドラマ/portrait of a poet 1/plastic poem/untitled/night of figure/SF/funny collection/un hypnotique/BLUE
別紙栞:白い孤独の白い装置(金澤一志)