
昭和49年11版 新書判 P220 ビニールカバーおよび本体表紙端ヤケ、汚れ 小口ヤケ、天時代シミ多 P123上角裁断ミスによる折れ跡
“奇怪な思想と実験例から人間欲望の原形を抽出した稀有の書”(帯文)
“尿を煮つめて生命の素をえようとした男が燐を発見した。黄金を自由につくり出し不死の薬を処方しようと努力した愚劣なる錬金術師たち―彼らは遂にその目的を果すことはできなかったが、意外にも、火薬をはじめ数々の発見・発明による遺産を残した。この人間進歩の皮肉な蛇行を、東西の豊富な資料から、奇想天外なエピソードでここに再現する。現代人にとって、彼らを愚者、詐欺師として一笑にふすることが、可能だろうか。”(帯裏紹介文)
目次:
はじめに {錬金術は生きている/氾濫する不老長生薬/ウィスキー、香水の魔力}
仙術と哲学の混沌―中国
�機\睿辰里覆�で {劉安と八人の仙人/女道士の昇天/不可思議な紫色の丸薬/人間にひそむ《気》}
�供/誓膸彖曚稜愀福�道教 {宿命論と異端者たち/新興宗教の組織化}
�掘 惻�易参同契』の三位一体論 {巧妙なことばのトリック/民衆にくいこんだ原始的な魔術/変らぬ金、変る水銀}
�検 慂�朴子』の世界 {葛洪の生涯とその夢/錬金術によわいインテリ/仙人になる薬-丹/五色の丹薬/黄金の液を飲む/成功と失敗のわかれ道/偽金まかり通る}
�后|位瑤良�用と製造 {中毒死した唐の皇帝/薬の道、シルクロード/錬金、練丹術の舞台装置}
�此)楞雎悗箸隆愀検 侘�丹の植物派と鉱物派/不死になる薬、不老だけの薬/人間の形をした秘薬/仙薬と丹薬のちがい}
�察|羚駭6盻僂糧�展と限界 {実用医学に生きた丹/嘘から出たマコト―火薬の発明/沈括、インチキを見破る/近代化学との絶縁}
魔術から科学へ―西洋
�機.▲譽�サンドリアの時代 {ギリシアの理論とエジプトの技術/金は金を生む/偽金づくり、アルキメデスを走らす}
�供.ぅ好薀爐凌脆襪伐奮悄 佝詭�結社と神秘論者/イスラムの巨峰、アル・ラジ/奥義はヘルメスの詩}
�掘|羸た棲悗範6盻僉 仟膤悗龍塾粥織�ラスの伝説/偉大なる錬金術師、マグヌス}
�検〕貼僂閥畭絏蹴悄 亢飢颪膨�戦した「驚異の博士」/レイモン・ルルの悲劇/ラブレー、ルルの術をきらう/王室に暗躍する山師たち/新しい医学のために闘ったパラケルスス/錬金術の息の根をとめたボイル/魔法、火あぶり、毒薬の背景/人尿から燐をとる}
日本の錬金、錬丹術
�機/誓腓燭舛力叩 侈鮠�角とマジナイ師/神通力を回復した久米仙人}
�供〇擁�拝から更新待まで {平安貴族の呪術ブーム/人間に巣くう悪徳の虫退治}
�掘’�来丹薬の流行 {きっかけは小野妹子の派遣/丹薬を愛好した天皇/貴族の外国崇拝/奈良の大仏に金メッキ/馬琴が描いた錬金術}
むすびに
参考文献について
主要項目索引