平成24年　文庫判　P122　末尾数ページ僅凹み

目次：
水のほとり（昭和三十一年）
　｛まなうらの影／なづさふ日々／春寒／火山灰地／木洩れ陽／カナダまで／二色の紅／背後のこゑ／水のほとり／野を蔽ふ影／海波の友ら｝

乱反射（昭和三十二年）
　｛父の忌／乱反射／花の終り／吹かるる穂草／かたむく舷／片耳の馬／畷の草／ながき花季／夜の椅子／秋郊／亡きあと／冬の思惟｝

夕占（昭和三十三年）
　｛春の疾風／浅春抄／夕占／売子木の花／夜霧の底／事務服／ともる駅／湖上の虹／季秋のころ／母の家／重き年月｝

逸れ矢（昭和三十四年）
　｛冬の塑像／推移／羅刹の貌／夜色／水漬く花／逸れ矢／占像／不文の掟／霧降る広場／ぞめく森／石廊／冬の箴言／夜の錯落｝

矢車の空（昭和三十五年）
　｛春を待つ木々／矢車の空／夜の潮騒／秋風の丘｝

跋（吉野昌夫）
後記
解説（廣田治子）
大西民子略年譜