昭和53年4刷 ページ部分14.7×21.8 P383 函ヤケ、少汚れ、少折れ跡 本体表紙ヤケ、少汚れ、角スレ 天・小口からページ端にかけて少汚れ 扉ページ端ヤケ
雑誌『
ユリイカ臨時増刊 総特集:エロティシズム』(1971年)の単行本化。
エロティシズムをテーマとしたエッセイ・論考29篇を収録。
また単行本化にあたり、巻末に「エロティシズム小辞典」(ブルトン他)を新たに付す。
目次:
男性および女性の夢魔について(澁澤龍彦)
錬金術と近親相姦(種村季弘)
タブラ・ラサ(出口裕弘)
黒いエロス(マンディアルグ 訳:澁澤龍彦)
(口絵別丁)エロスの系譜(監修:加納光於)
萬有引力考(巖谷國士)
ヴェニスの死の音楽(川村二郎)
禁欲と乱倫―異端カタリ派(渡辺昌美)
カザァノヴァ「ホモ・エロティクス」(窪田般彌)
幻想のエロチック ―トゥルバドゥール(新倉俊一)
性の倒錯とタブー(岸田秀) ※ユリイカ収録時のタイトル「人間の性欲の話」を解題(斑猫軒註)
愛をめぐる断片(フーリエ 訳:巖谷國士)
恋の翼(大沼忠弘)
エロスと視覚(高橋英夫)
ヘルマフロディトスの詩学(由良君美)
エロティシズムの危機(野島秀勝)
オルフェオの死(矢代秋雄)
愛のラディカリストたち(高橋巌)
サバトの宴(村田経和)
マラとホトの関係について(吉野裕)
女神イシス変幻(稲生永)
(口絵別丁)ベルメール/マッソン
ヘルマフロディストゥスの生と死(河村錠一郎)
ホモ・セクシャルは有罪か(ヤスパース 訳:井上修一)
ロレンスにおけるエロティシズム覚書(富士川義之)
ヘンリー・ミラーに関するノート(中田耕治)
ヴェルズングの血 ―トマス・マン(高辻知義)
母体回帰 ―ウィーン・ロココ(池内紀)
オスカー・ワイルド(ヒラルト 訳:樋口大介)
ハンス・ベルメール(ゴルゼン 訳:種村季弘、福井信雄)
プレイボーイ誌の祖先たち(中村康治)
エロティシズム小辞典(ブルトン他 編訳:植田祐次)
あとがき(澁澤龍彦)