昭和49年再版 文庫判 P339 カバー少ヤケ、少スレ、端少イタミ、背時代シミ 小口からページ端にかけてヤケ、時代シミ
“魔法とは何か。 それは、人類最古にして最大の秘密とされ、その片鱗すら窺い知ることが困難であった。だが、数千年に亘って秘密の扉に閉ざされてきたその魔法の世界が、ついにこの本によって明らかにされようとしている。
精神界に巨大な位置を占める潜在意識、そこには無限の過去の痕跡と、漠大なエネルギーが蓄えられている。こ
の隠された力をいかに呼び起し活用するかが、すなわち魔法の問題であると著者はいう。
古代から伝わる 「カバラ」の秘伝を根幹に、魔法の奥義を説く本書は、物質文明に安住する現代人の世界観を足
もとから突き崩すにちがいない。”(カバー袖紹介文)
W・E・バトラー(W. E. Butler)の著作『魔法―その儀式と効力と目的(Magic, its Ritual, Power and Purpose, 1952)』および『魔法使いその訓練と仕事(The Magician, his Training and Work, 1959)』の全訳。
カバー絵:横尾忠則
目次:
まえがき
【I 魔法―その儀式と効力と目的】
第一章 定義と概観
第二章 人格
第三章 魔法の根拠
第四章 魔法の道具立て
第五章 エドムの王たち
第六章 祈藤と降霊
第七章 磁気の魔法
第八章 魔法のイメージ
第九章 入門儀礼の魔法
【II 魔法使い―その訓練と仕事】
第一章 展望 {1 なぜ本書が書かれたか/2 魔法の原理/3 生命の木}
第二章 魔法使いの訓練 {1 準備的覚え書き/2 アストラル・ライト(幽光)/3 不可視体/4 霊視と霊聴/5 呪力をもつ言葉、音声の魔法的用法/6 魔法活動における言葉と名前/7 閃めく色彩/8 法衣/9 潜在意識/10 綾の光}
第三章 魔法の鍵 {1 磁気/2 タットワの潮/3 光体/4 魔法の人格}
第四章 魔法の儀式 {1 礼式の構成と用法/2 典礼の形成/3 魔除けの魔法/4 魔法達成の道/5 結びに}
付論A 弛緩と呼吸の実習
付論B 追難の儀式
付論C 「中央の柱」の実習
文献解題
注
用語解説
あとがき