1988年2刷　四六判　P447　帯少キズ、背から端にかけてヤケ　カバー少ヤケ　小口少時代シミ

“寺山修司の俳句の全貌　―生涯の創作活動を解く魂の故郷
　本書は、著者自身が生前句集として編んだ二八○句に、句集未収録作品六二〇句を加えたものである。特に後者は、寺山俳句の紹介上画期的なものであり、本書により寺山修司の俳句の全貌が初めて明らかになったと言ってもよい。……”（帯裏紹介文より）

全三部構成。第一部は寺山が生前に刊行した句集『花粉航海』、作品集『われに五月を』の俳句部分、句集『わが金枝篇』、句稿『わが高校時代の犯罪』の4冊に収められた全作品を、重複を避けて抄出。
第二部は上記4冊に収録されていない作品を年代順に集める。
第三部は俳句論集。

装幀：宇野亜喜良

目次：
【第一部　自選全句集＝花粉航海】
花粉航海
　｛草の昼食／幼年時代／左手の古典／鬼火の人／望郷書店／だまし絵／狼少年／憑依／少年探偵団／手稿｝
われに五月を（抄）
わが金技篇（抄）
わが高校時代の犯罪（抄）

【第二部　未刊全句集＝浪漫飛行】
昭和二十五年・二十六年
昭和二十七年
昭和二十八年
昭和二十九年
昭和三十年

【第三部　寺山修司俳句論集】
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[追想］少年の日々に　―寺山修司の思い出（京武久美）
［解説］書けば書くほど恋しくなる　―寺山修司の俳句（宗田安正）