2002年初版　A５判　P613　カバー少スレ、少キズ、端少イタミ、内側僅ヤケ　裏遊び紙僅汚れ

“膨大な資料・証言をもとに、徹底した検証をとおして描きあげたグルジェフの生涯！　ことに波乱に満ちた後半生は圧巻である。”
“本書の強みは、なんといっても、これまでのどのグルジェフの評伝よりも多くの資料・史料にあたり、存命中の関係者の話を聞くなどして、現在望みうるもっとも詳細な検証を経て書かれたものだという点であろう。ここに描かれているグルジェフはほとんど絵画的にきらめき、『ベルゼバブ』や『奇蹟を求めて』からは感じとりにくい体温が伝わってくる。いかに怪物的であれ、彼も一人の人間であったことがわかる。そしてそれが、熱意はあるが怠惰にとらわれがちなわれわれに勇気と示唆をあたえてくれる。―訳者あとがきより”（宣伝文）

目次：
謝辞
序文

【第I部　自己神話化】
　1　思考の覚醒
　2　長き探求
【第II部　思想の顕現】
　思想の顕現
【第III部　同盟者の記録保管所】
　1　オゼイ王子
　2　聖なる肯定
　3　安全の幻影
　4　コーカサスのルリハコベ
　5　メンシェヴィキに囲まれて
　6　魔術師たちの闘争
　7　グルジェフ氏、列車を乗り換える
　8　ハイダ・ヨーガ
　9　虎に乗る
　10　死と作家
　11　飛び散るドングリ
　12　聖なる否定
　13　治癒の諸様式
　14　戦争だ
　15　聖なる調和
　16　さようなら、みんな

年譜
原注A・用語解説
原注B・引用文献
参考文献
訳者あとがき