2005年　四六判　P195　帯・カバー僅汚れ

“映画評論家から小説家になった福永武彦。
没後25年を越えて、なお輝くその文学世界。
新たなる地平を切り拓く論考と、幻の詩集「MOURIR JEUNE」を初めとする新出資料を収録。”（帯文）

目次：
序文（助川徳是）

一　恋愛小説としての「風土』　―道子の物語として（倉西聡）
二　「遠方のパトス」論　―戦争との関りにおいて（倉持丘）
三　『死の島』論　萌木素子の内部をめぐって　―ボードレールを視座に（上村周平）
四　『愛の試み』における《充足》への《充実》（鳥居真知子）
五　戦時中の福永についての断片　―『佛文学辞典』について（小林俊巳）
六　『ある青春」以前に　―詩集「MOURIR JEUNE」影印（和田能卓）

資料　―「MOURIR JEUNE」影印
新出資料
あとがき（和田能卓）