昭和43年　四六判　P314　帯スレ　函スレ、背少ヤケ、上部ホチキス一ヶ所欠　本体小口少ヤケ、汚れ　裏遊び紙剥がし跡　ページ僅シミ汚れ　扉および目次ページ時代シミ

“伝奇文学の最高峰と讃えられ乍ら、神秘と伝説の彼方に埋もれること四十余年……、遂にその全貌を現わした“幻の名作”
全読書人渇望の、邪悪と陰鬱の異端の傑作……”（帯文）

“＊神州纐纈城
永禄元年、武田信玄治下の甲府―信玄の近臣土屋庄三郎は、一人の翁から買求めた血染めの布に誘われて魔界をさまよう……そして、舞台は富士の裾野の恐怖の纐纈城に移り、生血を絞り、纐纈を作る残忍、怪奇な物語が展開する……。
同時収録
＊暁の鐘は西北より
帝政 ロシアの極東政策を背景に、世紀末的症状を顕わす田沼時代に蠢 く多様の人物を駆使して、日本の暁を描くべく企図した大雄篇……。”（帯裏紹介文）

目次：
神州纐纈城
暁の鐘は西北より

解説（真鍋元之）