星座とその神話 木村鷹太郎 八幡書店

平成13年復刻版 A5判 並製本 P541+巻末解説P4 表紙背僅ヤケ、端少汚れ、僅イタミ 小口少汚れ 扉ページ上端少剥がし跡

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平成13年復刻版 A5判 並製本 P541+巻末解説P4 表紙背僅ヤケ、端少汚れ、僅イタミ 小口少汚れ 扉ページ上端少剥がし跡

明治〜昭和初期の翻訳家・思想家である傍ら、「新史学」と名付けた独創的な歴史観を提唱し、日本民族ギリシャ渡来説や高天原アルメニア説、邪馬台国エジプト説といった、日本神話や古文献の記述を世界各地の出来事とする説を主張した異端の歴史学者でもあった木村鷹太郎の著作。
本書はその説に基づき、星座とそれらに付与される神話を、古代の世界地理を反映したものとして解釈する。

大正12年に東盛堂から刊行されたものを影印復刻。巻末に解説文「天空の地図」を付す。

“著者・木村鷹太郎は、自ら「新史学」と名づけた驚異の歴史学をうち立て、明治から昭和初期にかけて、日本歴史学界の異端児として一部の信奉者の支持を受けていたが、世に受け入れられることなく、昭和七年にこの世を去った。
〈略〉
その大まかな構想は、中央アフリカに生まれた文明が、エジプト、中東を経て、ギリシャ、インドに拡散し、世界に広がったとする。そして、その多くの伝承が、諸国の神話伝承に保存されている、というものである。
 これだけならば、さして奇矯とは思えないが、木村の新史学は、「これら世界の歴史は全て日本の古文献の中に残されている」 、言うなれば、世界の古代史は日本の古代史である、というのである。
 この研究の中で、木村がもっとも力をいれた分野に「神話地理学」があるが、これは神話の多くを地理神話として読み込むことによって、神話の「本原地」を明らかにしていったものである。
〈略〉
この研究の一環として完成した本書「星座とその神話」は、木村の研究の中でも高く位置づけられるものであり、今後更に研究の必要の有るテーマであろう。
 ここで木村は、星座は、その星座が示す神話テーマの舞台となった国あるいは地方の「地図を天に上げたものであり、星の名は、地図上の古代都市の名に当っているのである」との結論を出したのである。・・・”(巻末「天空の地図」より)

目次:
【第一部 総説】
第一章 此感じに導かれて
第二章 『天の壁立つ極み』―蒼穹の観念
第三章 天体概観
第四章 星座の形成 {星座/星座絵の起原/星座表/如何にして星座絵は出来たか/此図を天へ上げたもの/此原則発見の動機/支那の分野説、希臘の捧天説/研究注意三箇条/印度中心―印度起原/印度から埃及へ/諸星座の配列/神話、伝説の出所、解釈の新方面/余の新発見}

【第二部 北天の星座】
緒言 北極に近星
第一章 大熊星座 {大熊星座/北極の指針/柄杓七星/七星地名/ベンガルと大柄杓と熊/大熊となつたカンリスト媛と其小熊/「カンリスト」はベンガル/大熊地理}
第二章 小熊星座 {小熊星座/北印度ベハール/星の地理}
第三章 龍星座 {龍星座/緬甸べクの三大河/龍星座と、真、善、美の三河/星の地名}
第四章 気比宮星座(ケヒウス) {気比宮星座/恒河々口の北一帯/星の地名/気比の大神/天文及び地理の神/妻カシオピヤと娘アンドロメダ}
第五章 橿日宮星座(カシオピヤ) {カシオピヤ(橿日)星座/カシオピヤ/ベンカル東部/星の地名/美の誇りの罰}
第六章 櫛稲田姫星座(アンドロメダ) {櫛稲田姫星座/父母のと同じ土地/星の地名}
第七章 須佐之男尊星座(ペルセウス) {ペルセウス(須佐之男尊)星座/ペルセウス伝/ゴルゴンの首/首途/アメリカ行き/帰途/コロムブス以前に/亞米利加星座/星の地名}
第八章 坊太郎星座(ボーオーテス) {坊太郎星座/チッペラー山、アラカン地方/星の地名/ボーオーテスは坊(捧)太郎}
第九章 北冠星座 {北冠星座/ブラフマ・ブートラ河とガンジス河との会流地/ゲムマの星/栄の神の蔦の冠(アリアドネ)
第一〇章 ヘエラクレエス星座(日本武尊星座) {ヘエラクレエス星座/ヘエラクレエス伝/阿弗利加コンゴー行き/星座の阿弗利加の形/星の地名}
第一一章 蛇取星座 {蛇取星座/馬来諸島/ボルネオ、蛇持ち/星の名/ラオコオンと国姓爺の蛇/へエラクエスの九頭龍/琉球伝説の蛇/忠臣水滸伝の蛇遣ひ}
第一二章 天琴星座 {天琴星座/琴の由来/星の地名―印度メグラ/『鷹に取られて』/織女/日本の七タ神話/張騫天の河の水上探検}
第一三章 天の河―銀河 {天の河/地上の天の河/天文学上の天の河/ブラフマ・ブートラ河口より太平洋まで}
第一四章 帰雁星座 {帰雁星座/恒河口/星の名/雁とカンガ河/蘇武の雁/サモエドは蘇武/天漢元年と始元元年/『花筐』の雁}
第一五章 大鷹とアンチノウス星座 {大鷹とアンチノウス星座/モンゴル、スンガリヤ、西蔵/アンチノウスの話し/ヒヤシンスの話し/ガニメデースの話し/「げゞ花」の話し/ガンダルバとガンダーラ}
第一六章 天馬星座 {天馬星座/北部支那/星の地名/ゴルゴンの血/種々に伝はる天馬/ベレロフォーンの天馬/聖徳太子の天馬/仲国の天馬}
第一七章 牛車星座 {牛車星座/北米アラスカ/孝子の軛神話/アラスカの地名/星の名/星座の名の意義/馭者に非ず}
第一八章 矢星座(カリマタ星座) {矢星座/爪哇の矢/鎮西八郎の矢/前名「アラハンカ」は楞伽}
第一九章 入鹿星座 {入鹿星座/此入鹿は/蘇武の入鹿/恒河口、アラカンの海}
第二〇章 相馬星座 {相馬星座/印度西部カチアワル}
第二一章 三角星座 {三角星座―恒河とブラフマブートラ河の間の地}

【第三部 黄道帯の星座】
黄道帯 {地軸の傾斜と黄道/黄道十二官/「動物圈「獣帯」―は誤訳/全世界の学者の無学/バビロニヤものに非ず}
第一章 宝瓶宮(宝井星座) {宝瓶宮/後印度、馬来半島星座/星の地名/イラワデ河と馬来半島/イラワデ河宝(瓶。宝井)/ランゴン(宝晋)/馬来半島(人の身)/『年の瀬』や/宝瓶氏の羽織/ガニメデースの東蔵と西蔵/一月、雨水、若水}
第二章 双魚宮(ふたな星座) {双魚宮/ベンガル湾/ビーナスとキュピッドの話し/双魚と伊予(魚)の二魚/秦の始皇の鮫大魚/恒河口は鮫大魚/二月、啓蟄}
第三章 白羊宮 {白羊宮/ヒマラヤ山星座/星の地名/ヒマラヤは古典富士山/此白羊は}
第四章 金牛宮 {金牛宮/金牛の形と印度の牛込/星の地名/ゼウスの牛とヨウロツパ媛/源氏の夕顔/牛の角の鬼女の面/プレヤデス七星の話し/棚織七姫とプレヤデス七姫、穀雨、小満、立夏}
第五章 双児宮 {双児宮/印度河流域/星の地名/支那名「北河」はインドス河/カストールとポラックス/武甕槌神と経津主神/五月、芒種}
第六章 巨蟹宮 {巨蟹宮/恒河下流ガンガリダイ/星の地名/如何なる蟹/つるがの蟹とヅルガ女神/猿蟹合戰の蟹/ヘラクレエスの大蟹/天気予報伝説/六月、夏至、回帰}
第七章 獅子宮 {獅子宮/揚子江南の支那/震旦、支那、獅子/レグルス星と広東/楊子江沿岸の地名と星の名/十二支の亥の獅子/獅子奮迅の神話/ネメヤの獅子/七月、立秋}
第八章 室女宮 {室女宮/中部阿弗利加東南斜貫/星の名と地名/室女宮、神夏磯姫、カシオピヤ/豊受大神とお多福/三種の処女神/ビイナス女神と双魚宮の魚/『阿弗利加』は『魚』なり/キューピツド/双魚の東行/海の淡に生れしビーナス女神/波より上りしビーナス女神/女神の帯と其土地/阿弗利加の四星座/八月、処暑}
第九章 天秤宮 {天秤宮/印度チヨタナアブルは天秤地/星の地名/ユリセースの妻糸織姫の話し/秋分の観念/天秤の化身糸織姫の像/モコスの像/葦提希夫人/九月、白露、秋分}
第一〇章 天蠍宮 {天蠍宮/ベンガルより印度南端まで/蠍の国ガツ/星の地名/十月、寒露}
第一一章 人馬宮(相模太郎星座) {人馬宮/後印度全体の形/相模太郎/屈原の『東君』/日光の神アポローン/東君地理/十一月、霜降}
第一二章 摩羯宮(若か返り星座) {摩羯宮/喜望峯/パンの若帰り神話/星の地名/下半部は何故魚か/摩羯魚と回帰神話/摩羯と喜望峯/バルトロメウ・ヂアズと喜望峯/西洋史よりヂアス抹殺/鯱とスタインボック/ワスコ・ダ・ガマ/十二月、冬至、回帰/小雪、大雪、小寒、大寒/ニ十四節誤謬の配当}

【第四部 南天の星座】
南の天
第一章 河星座(大足星座) {河星座/欧米の学者の鈍智に驚く/南より北へ流れる河/全然これナイル河の形状/アカナル星とニヤンザ湖/クルサとザウラクの星/エーリダノス河とオシリス神話/景行・忍呂別天皇/アカナル星と、タイフンと「水委」/フアイトン関係の河に非ず}
第二章 大魚星座(鯨) {大魚星座/印度洋(印度の西の)/星の名/名称語源/此魚は/預言者ヨナの大魚/橘姫入水地/比較説明/鲸の名の理由}
第三章 南魚星座(附。鶴星座。印度人星座) {南魚星座/シンガポール以東の海/『東魚来て四海を吞み』/『鶴』と『印度人』星座}
第四章 馬人星座(秦ノ大津父星座) {馬人星座/比律賓島/星の名/西洋學者の誤謬/此馬人と狼とは何者ぞ/夢の馬人/時と、夢と、フィリツピン}
第五章 狼星座 {狼星座/スマトラ島/アル・シエマリシとバンカ島}
第六章 南冠星座 {南冠星座/南洋アウストラリヤ東半部/月桂冠史/田道間守の立花/タシマニヤ島の命名/垂仁天皇及び皇后の御名命名/西洋史家の誤謬/クインスランドより『后皇の嘉樹』}
第七章 アルゴ丸星座(枯野丸) {アルゴ丸星座/アウストラリヤ/ヤソンのアルゴ丸遠征/コロムブスと紀之国屋文左衛門/アルゴ丸の名/仁徳天皇記『枯野丸』/カノーブス星とヸクトリヤ/新・南ウエールズと五十嵐姓/幽霊星と幽霊船/破船姿のアルゴ丸/希臘詩人の密柑船幽霊丸の歌/文左衛門の星座三区分/古事記なり。ラカイユに非ズ/磁針星座}
第八章 花筐星座 {花筐星座/緬甸アラカン/継体天皇の花筐/照日の前/華清国紀念/天気予報の星幽に非ず/義経記の記事/萬葉集並庫山の天気予報}
第九章 水蛇星座 {水蛇星座/日本の星座/星の名/カドモスの水蛇/カドモス勘察加移住/アラスカ移住}
第一〇章 杯泉星座(日の鏡) {杯泉星座/印度ハイデラバット/西洋学者の旧説尽くダメ/龍樹の水鉢/アラビヤ夜話の入道雲のはなし/日本の神鏡と入道雲のはなし/内侍所の鏡に非ず/日前宮の御鏡なり/「日前」は「マエ・ソリヤ」/日本名『日の鏡』}
第一一章 烏星座 {烏星座/ニュー・ギニヤ島/星の名/アポローンの島に非ず/高麗の上表と烏の羽根}
第一二章 小犬星座 {小犬星座/日本々島/星の名}
第一三章 大犬星座 {大犬星座/満、蒙、西伯利亞/十二支の戌/委奴国即よ大国/『委奴王園』の発見/シリウス(天狼)星の名は「粛慎」/ミルザムの里とプリモールスカヤ/ウエーゼンの星と奉天/アダラの星と普蘭店/アルウドラの星とオラート}
第一四章 オリオン星座 {オオリオン星座/北アメリカの星座/星の地名/オオリオン神話/猟夫ニムロドとアル・ヤウザ/息長・足日・広額(舒明)天皇/『玉きはる内の大野』波斯カルマニヤ/オオリオン東漸/オオリオンの太平洋横断/屈原とアメリカ星座}
第一五章 兎星座 {兎星座/南アメリカ北部/星の名/兎の国クイト/十二支の卯の国}

【第五部 所謂新星座及び二十八宿等】
(一)
所謂新星座
第一章 麒麟星座(北天) {麒麟星座/南亞米利加/屈原の麒麟}
第二章 一角獣星座(北天) {一角獣歐星座/ニつの一角獣/一亞細亞北部一帯/昔の馬人種の地/後に出来た一角獣図}
第三章 黒髮星座(北天) {黒髪星座/此髮は/中印度フイリダイ。髪の地/明智光秀の妻の黒髮/プトレミイと惟任将軍/妻お巻/東ガツは『ベレニケイ』}
第四章 楯星座(北天) {楯星座/鴻門 の樊噲の楯/蘇我五郎の援兵}
第五章 山猫星座(北天) {山猫星座/印度東ガツ/蜥蝎星座/狐と鵞鳥星座/ヘベリウス}
第六章 南方十字星座(南天) {南方十字星座/ニウ・ジーラン ド/京伝の『南方十字兵衛』/僕「路平」と「ローエル」}
第七章 南の三角星座(南天) {南の三角星座:

(二)
第八章 二十八宿の新研究

(三)
第九章 毎月中天の星座及び其他 {毎月中天の星座/二十八宿毎月の中星/北極を周回する諸星の位置(北極時計)/星の等級を表す符号}

【第六部 世界の天文学史上、太古日本民族の位置】
「埃及日本」「印度日本」と日本主義
第一章 成務天皇の「経度」「緯度」創始
第二章 ヒッパーコ日本(埃及日本)に帰化し、星座図を持ち来る
第三章 天の日槍は天文学者ヒッパーコ。阿利叱智干岐はアリチ・アルコス
第四章 天の日槍(ヒッパーコ)の「埃及・日本」入国地理
第五章 帝舜、日槍、ヒッパーコ ―帝舜、日本に歸化す
第六章 アリシチアルコス(再び)。張騫。コノ ン。アルキ メデス。タイコー・ブラヘー
第七章 ピタゴラス即ち祇園南海の『天体音楽』の詩
第八章 アナクシマンドロスは師大撓
第九章 暦の起原―容成。グレゴリイ暦に関する疑問
第十章 結論

【補遺】
一 ヘエラクレエスは『日本武尊星座』
二 オオリオンは『大石星座』:
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