1995年 14.1×22.1 P386 小口からページ端にかけてヤケ
目次:
エッセイ
デデステ・ミュージックのこと(森村泰昌)/ソンタグから遠く離れて(小谷真理)/ここは地の涯て(香山リカ)/ごめんね痔瘻(松沢呉一)/悪趣味の彼岸(清水アリカ)/悪趣味と「きどり」(松尾スズキ)/愛は負けず嫌い(バクシーシ山下)
対談
霊と貨幣のテロル(横尾忠則・中沢新一)
突飛なるものとはなにか
ロミ著『突飛なるものの歴史』に寄せて(フィリップ・スーポー 訳:高遠弘美)
はじめに(ロミ 訳:高遠弘美)
悪趣味の考古学
トラッシュ・エステティック(ピーター・ウォード 訳:遠藤徹)/非公式のシンボル 身体化された猥雑さの「表現」(石子順造)/「キッチュ」の現在 石子順造のキッチュ論をめぐって(上野昂志)/アルス・マロニカ(高山宏)/かわいそうな牡蠣の話 あるいはロミ『三面記事的出来事の歴史』のことなど(高遠弘美)
文学
ジャーク(デニス・クーパー 訳:風間賢二)/ハミ出すポピュラリティ エキゾチシズム山下毅雄(岸野雄一)/ほか4篇
美術
ビョーキをもって病気と闘え!(ボブ・フラナガン 訳:浜野アキオ)/時間圧縮(デイヴィッド・ヴォイナロヴィッツ 訳:渡辺佐智江)/ほか2篇
映画
ボルチモア―世界のヘア・スタイルの首都(ジョン・ウォーターズ 訳:柳下毅一郎)/謎のユニオンを求めて(澤野雅樹)/バッド・テイスト・フィルム30(宇川直宏)
漫画
カースト礼賛(山野一)/イタズラ描きは終らない 根本敬論(阿部幸弘)/ほか2篇
悪趣味ジャパニーズ
素材として自己の作家性を使いたいなら、もっと勉強してからにしてもらいたい。(ナガオカケンメイ)/科学と物語 警察博覧会の展示について(田中聡)/ほか4篇
図版構成
シラジラしさの快感 B級映画のヴィジュアルポテンシャル(大竹伸朗+都築響一)
花電車のグラフィズム 畏怖とキッチュの祝祭空間(伴田良輔)