1989年 14.3×22.0 P286 表紙ヤケ、少汚れ、端少イタミ 小口および扉ページ端少ヤケ
全286ページのうち特集202ページ。
目次:
【世紀末的魂と夢7】風に吹かれる羽毛(富士川義之)
【「女学生」の系譜7】恋と脳病 その一(本田和子)
【詩】
續ベルリン小景(飯田善園)
出口 他一篇(井坂洋子)
密室(密室についての)(朝吹亮二)
【うわさの遠近法5】非凡人と壮士(松山巖)
【ファシズムを生きた人々17】服従と創造のはざまで マリピエーロをめぐって(田之倉稔)
特集 G・K・チェスタトン ブラウン神父の世界観
【チェスタトン未邦訳作品I エッセイ】(チェスタトン 訳:大熊昭信)
ルイス・キャロルと乾いたナンセンス
ウィリアム・ブレイクと霊感
エドワード・リアと熱いナンセンス
【総論 GKCの人と作品】始源への回帰の幻視 チェスタトンの人と作品(山形和美)
【詩人GKC】
ノンセンスと正統 チェスタトンとエリオット(新倉俊一)
詩人とアリバイ(北村想)
【文芸批評家GKC】
チェスタトンのエッセイをめぐって(オーデン 訳:成田久美子)
チェスタトンの文芸批評 世紀末への反逆(難波田紀夫)
チェスタトン『W・ブレイク』を読む(大熊昭信)
【正統思想家GKC】荒れ狂う馬を御す 保守思想家チェスタトン(西部邁)
【GKCと中世主義】G・K・チェスタトン、実践的神秘家(マクルーハン 訳:森常治)
【GKCとパラドックス】病患の図表 『ポンド氏の逆説』(高山宏)
【チェスタトン未邦訳作品II 推理小説】スペードの揃い札 The Five of Swords(チェスタトン 訳:中村保男 絵:スズキコージ)
【GKCとブラウン神父】
ブラウン神父の哲学(椿實)
チェスタトン最大のトリック(小池滋)
【GKCとカトリシズム】チェスタトンを巡る神学的フォニイ(丹生谷貴志)
【ポレミークGKC】ショー、チェスタトンを語る 書評『G・B・ショー』(G・B・ショー 訳:山形和美)
【幻想小説作家GKC】幻想の仕掛け(河本仲聖)
【画家GKC】『色とりどりの国』 イコンとしての絵物語(山形和美)
【作品解題】チェスタトン主要著作解題(新保博久、織田禎造、難波田紀夫、佐藤和代)
詩/思想/ブラウン神父/文芸評伝/小説/聖人伝
コラム 世界の文学
【アメリカ】失われた時を求めて、三千マイルの旅に出た ―ポール・オースターの新作(越川芳明)
【フランス】流謫者のように モディアノの脱都市小説(芳川泰久)
【ドイツ】エヴィータを救え! G・ハインツェン『ぼくはクロコダイル』(河野みどり)
【ソ連・東欧】アンドレイ・ビートフ あるいはフィクションの底力(沼野充義)
【ラテンアメリカ】語る快楽 イザベル・アジェンデ『エバ、ルナ』(野谷文昭)
【中国】“真犯人”を探せ 魯迅「故郷」のミステリー(藤井省三)
【幻想】現代的な妖精物語 R・ファイスト『フェアリーテイル』(大瀧啓裕)
【SF】第24回ネビュラ賞決定 コニー・ウィリス、ほか(巽孝之)
【今月の作品】(吉増剛造)
【われ発見せり】なつかしい味(大月隆寛)