2002年8刷　四六判　P605＋参考文献P5　カバー背および端少ヤケ、端僅イタミ

“神話・宗教・儀礼等に現われた供犠の意味と役割・その真相を暴露し、太古以来の人間の存在様態が人間自らの〈暴力〉をいかに処理するかにあったことを指摘する。われわれの文明の中心部のさまざまな文化的・社会的構築物の根底にひそむ〈暴カ〉を解き明かした著者の代表作。”（帯文）

目次：
第一章　供犠
第二章　供儀の危機
第三章　オイディプースと贖罪のいけにえ
第四章　神話と儀礼の発生
第五章　ディオニューソス
第六章　模倣の欲望から略型の分身へ
第七章　フロイトとエディプス・コンプレックス
第八章　『トーテムとタブー』と近親相姦の禁止
第九章　レヴィ＝ストロースと構造主義と婚姻の規則
第十章　神々、死者、聖なるもの、供儀における身代り
第十一章　あらゆる儀礼の単一性
結論

原注
訳注
訳者あとがき
参考文献