1993年2刷 ページ部分14.9×20.0 P498 帯・函少汚れ、少キズ 本体元パラ端少欠損、背ヤケ 小口時代シミ 月報付
目次:
【[エピクロスの肋骨]】
{撲滅の賦/エピクロスの助骨/錬金術的コント}
【サド復活】
I {暗黒のユーモア あるいは文学的テロル/暴力と表現 あるいは自由の塔/権力意志と悪 あるいは倫理の夜/薔薇の帝国 あるいはユートピア/母性憎悪 あるいは思想の牢獄}
II {サド復活 デッサン・ビオグラフィック/文明否定から新しき神話へ 詩とフロイディズム/非合理の表現 映画と悪}
あとがき(初版)
あとがき(新装版)
【補遺 一九五四―五九年】
{ジャン・コクトオ『大跨びらき』あとがき/マルキ・ド・サドについて(『恋の駆引』解説)/文章家コクトー 『大跨びらき』をひいて/ジャン・コクトーのアカデミー・フランセーズ入会演説 抜萃/『ジュスチイヌ』についての覚書(彰考書院版『マルキ・ド・サド選集』第一巻あとがき)/サドをめぐる星座(彰考書院版『マルキ・ド・サド選集』第二巻あとがき)/デカダンス再生の“毒” サドの現代性/『世界風流文学全集』第五巻 解説/サド(『世界大百科事典』)/彰考書院版『マルキ・ド・サド選集』第三巻 訳者ノート/汚辱と栄光(彰考書院版『マルキ・ド・サド選集』第三巻あとがき)/アンリ・トロワイヤ『共同墓地』あとがき/ペトリュス・ボレル『解剖学者ドン・ベサリウス』解説/エロチシズムの本質的構造(ロベール・デスノス『エロチシズム』解説)/ジャン・フェリイ『支那の占星学者』『サド侯爵』解説/ジャン・コクトー (『作家と作品』)/サド復活について/多田智満子さんの詩/『不敵な男』(映画評)/吉行淳之介『男と女の子』(書詳)/ジャン・コクトー『オイディプース王』(『コクトー戯曲全集』第一巻解説)/若さの反抗/悪徳革命論 『現代不作法読本』および『不道徳教育講座』をめぐって/作家は悪を引受ける/マルキ・ド・サド略歴/ポオ(「古典案内」)/異端者の美学/ジョルジュ・バタイユ『文学と悪』(書評)/フランス暗黒小説の系譜(『世界恐怖小説全集]第九巻解説)/ジャン・ジュネ(「作家と作品」)/『サド復活』(『わが著書を語る」)/藤井経三郎詩集『襟裳岬』序/マルキ・ド・サド『悪徳の栄え(続)』 あとがき
集方針(『澤龍彥全集』暖集委員会)
解題(出口裕弘、巌谷國士)
月報:インタヴュー 幼少年期のこと(澁澤節子―著者の母 インタヴュアー:出口裕弘)