昭和6年5月号 15.2×22.2 P297 全体に経年によるヤケ、汚れ、端イタミ 表紙端裏打ち補修
目次:
家族に関する犯罪(堕胎罪)(徳田彦安)
過淫を動機とせる女殺し事件(田島大堯)
神経症に於ける犯罪性(早坂長一郎)
汚物が哲学者を造つたと言ふ話
試験の地獄の蔭に犯罪なきや(上田恭輔)
親不幸な余りに親不幸な息子の話
獄門脱出(支那に見る膺懲刑罸の三)(後藤朝太郎)
尻があつても帳尻があはなかつた社長さんの話
雲助(その社会史的素描)(坂ノ上言夫)
農婢の貞操の行方(完結篇)(中山太郎)
三鳥遭難記(江戸時代の性的犯罪の十二)(宮川曼魚)
強姦の舞台(歌舞伎特殊考察の十一)(渥美清太郎)
『借しみなく愛は奪ふ』と言ふ話
牧人二人ダフニス(大隅為三)
バスチイユ牢獄の襲撃(秦豊吉)
幽霊製造(その三)(阿部徳蔵)
神の御名は讃む可きかなと言ふ話
犯罪時評(淡海浩)
極樂がいやになつて地獄へ行つた僧侶 の話
土手のお金は生きてゐる!(草間八十雄)
お化的時代とルンペンの群(法律にひつかけた歌舞伎の五)(藤井清)
絞首台に上るまで(女革命家ペロフカヤの血の記録)(尾瀬敬止)
寝小便を苦にしてちよいとあの世へ小便して来た男の話
来る科学戦に対して各国は如何に備へてゐるか?(勝貞仁四郎)
『おい、決して何も言ふんぢやないよ』の話
好訴狂の珍記録(横瀬夜雨)
西欧 でかめろにっしえ・ぐろてすけん(朴花鳥)
女難(島洋之助)
『あめりか後家』の空閏秘帳(中國文博)
実話 クロス夫人毒殺事件(野田貞子)
実話 二萬弗保険詐欺殺人(山都武部)
実話 一少女のドオデエ暗殺事件(望月百合子)
実話 説教の横顔(完結篇)(鐵宮次郎)
犯罪コント {断層(麻川信子)/男と女と男(山野森吉)/Y氏逮捕挿話(林熊王)/男装ホールドアップ(吉村貞司)/フィルムにとつたモデル(小川好子)}
密輸入・阿片(小山田清)
べルリンの探偵学校(岡忠夫)
風俗壊乱的広告について(越智圭輔)
小説 地獄からの手紙(米村正一)
小説 殺人接吻(津村京村)
小説 屍體の恐怖(完結篇)(甲賀三郎)
小説 飛行機(その五)(渡邊均)
小説 波瑠子と百合江(長篇『ゴルゴタへの道』の八)(浅野玄府)
名検事物語(リチャード・ミューア卿のこども)(浜尾四郎)
小説 芸術の一種として見たる殺人に就いて(デ・クィンジー 訳:たにざき)
犯罪科学グラフ(第二集) 戦争と平和
編集後記