1998年7刷 菊判 P180 帯背少ヤケ カバー少スレ、少キズ、端僅イタミ、背および内側少ヤケ 小口ヤケ
“日本の民衆の精神史に登場する実在しないのに実在する、不可思議な人にあらざる未確認生物たち〈幻人・幻獣・幻霊〉の歴史。
日本民族の本質にせまる、その謎に満ちた世界を、厳密な歴史文献と豊富な歴史図で解明した本格的事典。”(カバー袖紹介文)
神話、説話集、中世文学、近世の随筆、本草書、地誌などの文献に見られる妖怪・幻獣を紹介。適宜モノクロ図版を付す。
目次:
はじめに
主な引用文出典一覧
図版目次
擬人的妖怪編
{天狗の記録の大概/天狗界の様子/頻那夜迦・荼吉尼/女天狗/明治以後の天狗/封(肉人)/鬼/青鬼・赤鬼・黒鬼/鬼(物の怪)/地獄の鬼/冥途の鬼/餓鬼/夜叉/牛鬼/轆轤首/山姥/山人・山男/獲《やまこ》/魃《ひでりがみ》/巨人・大入道/小人/雪女/河童/ねねこ/川赤子/川男/海童《かっぱ》/水神《ひょうすべ》/山童(やまわらわ)/魍魎/魑魅/河伯/人魚/テイ《氏の下に一》人/海女房/海人/海坊主}
魚と亀の変化
{鳳ソウ《赤の下に相》魚/霊亀}
龍蛇の変化
{龍/黄龍/青龍/白龍/赤龍/黒龍/金龍/蛟龍/応龍/罔象女/吉弔/八俣大蛇/巨蟒/《虫+冉》蛇(うわばみ)/天蛇/夜刀の神/野槌蛇/野守/七歩蛇/多頭大蛇/濡れ女/石距《てながだこ》}
獣類の変化
{来つ寝/阿紫/狐の嫁入り/狐火/天狐/九尾の狐/命婦/専女《とうめ》/小刑部狐/野干/くだ狐/おさき狐/茂林寺の狸/狸火/狸の陰嚢八畳敷/金貸狸/貉/マミ《けものへん+山・而》/鎌鼬/《鼠+吾》鼠(ももんが)/人語を話す猫/老婆に化ける猫/猫股/山猫/野猪/猿神/狒狒/犬神/獏/白澤/騰黄/黒《生の下に目》(しい)/頼豪鼠/狛犬/雷獣/しょうけら/天馬/龍馬/くろ《馬+鹿》馬/麒麟}
鳥類
{ぬえ《空+鳥》/以津真天/姑獲鳥/鸞/鳳凰}
湿性類の変化
{蟾蜍/大蜈蚣/土蜘蛛/大蜘蛛/大蟹/武文蟹/大蚯蚓/蛤/車螯}