昭和61年4刷　四六判　P261　函カバー背少ヤケ、上端僅イタミ　本体セロハンカバー少イタミ　月報付

“スウェーデンボリの神秘思想によりながら完全なる人間、完全なる愛のイマージュを求めんとしたバルザック最高の哲学小説！
天使にしてエルマフロデイットの昇天と至上の愛とを描いた深遠なる《神秘の書》！”（函カバー紹介文）

“スウェーデンボリの神秘思想の影の下に、天使にしてエルマフロディットの謎めいた昇天と至上の愛とを描きあげ、まさに『人間喜劇』総体の《天国篇》とも称さるべき、バルザック・ヴィジョネールの真価が最もよく発揮された、深遠にして神秘なる哲学小説。”（宣伝文）


目次：
第一章　セラフィトゥス
第二章　セラフィタ
第三章　セラフィタ＝セラフィトゥス
第四章　聖所の雲
第五章　別れ
第六章　天国に至る道
第七章　昇天

『セラフィタ』解題（沢崎浩平）

月報：ヘルマフロディットの幻（中井英夫）／天使についての役に立たない情報（須永朝彦）／昇天の大幻想詩『セラフィタ』（私市保彦）