木村蒹葭堂のサロン 中村真一郎 新潮社

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江戸の文化・風俗

平成12年 A5判 P758 帯・函僅汚れ、背少ヤケ

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平成12年 A5判 P758 帯・函僅汚れ、背少ヤケ

“円熟期の江戸知識人たちが憧れた“共和国”に初めて灯が点された!
画家、文人、学者ばかりでなく実力大名や外人たちまでが交流を求め、支援を惜しまなかった木村兼葭堂世粛とはどのような人物なのか? 幕府に睨まれながら、自邸を知識人たちの集まるサロンとしたり、あるいは書画や本草学・医学・蘭学の貴重な文物や標本を蒐集する私設博物館のようにした。いったいそこにはどのような人物が来て、どのような交流がおこなわれたのか?”(帯文)

“少年のころより文人世界に憧れ、絵画と学間を愛した男。のち大雅、蕪村、応挙、文晁らと芸術を語り、山陽、春水、六如、大典らと漢詩文を応酬し、秋成、宣長、源内や江漢、玄沢、玄白らと最先鋭の思想をめぐり、蘭学・医学・国学・本草学等に心潜めて情報・知見を交換し合う……江戸文化が最も熟成する十八世紀大坂の酒造屋―木村蒹葭堂(雅号も)と総称された己が屋敷に、いつしか文物、資料、標本類が膨大に溢れる。幕府に睨まれながら、増山雪斎、松浦静山らの実力派大名たちの支援もあって私財のほとんどは貴重な書籍類、書画類とそれらの珍品集めにそそがれて、屋敷内外はさながら私設博物館! 全国の知識人たちから「共和国」と慕われ、長崎・江戸の往来には必ず「蒹葭堂」を訪ね、時には集合して宴ともなった―まさにそれは、多彩な人材と情報が行き交う一大サロンであった!”(帯裏紹介文)

目次:
【第一部】
序章 出会いと意図 {1 知識人の孤独/2 文化の形成/3 江戸の発見/4 頼山陽との出会い/5 蠣崎波響伝の執筆中に/6 芥川龍之介のエッセーによって/7 近世知識人の三つの型/8 仕事の計画について/9 号の由来と家系/10 家庭生活と妻妾同居}

第一章 誕生と生長 {1 出現とその時代/2 画業入門と大岡春卜(春卜一)/3 著作の到着(春卜二)/4 『新刻画品』と『押絵手鑑』(春卜三)/5 『画巧潜覧』のことなど(春卜四)/6 『和漢名画苑』/7 妙心寺行と『浪速奇談』/8 『明朝紫硯』から文人画へ/9 『先哲叢談』中の祇園南海/10 『一夜百首』 のアクロバット/11 呪われた詩人/12 柳里恭伝説 『ひとりね』/13 『ひとりね』続く/14 『近世畸人伝』/15 官僚柳沢氏の実像/16 儒学入門/17 「北海先生片君墓碣銘」/18 北海の師、宇野明霞/19 『明霞遺稿序』/20 詩人、明霞/21 本草学入門/22 若水、恕庵、桂庵/23 南蘋派の流行/24 南蘋派の意義と鶴亭/25 池大雅との宿命的な出会い/26 太吉郎婚姻と木津屋雪女/27 奴の小万/28 奴の小万と世粛/29 奴の小万、異説総まくり/30 女俠出現の社会的理由/31 雪女落飾後/32 蒹葭堂閨房事情再考/33 柳里恭の死と『雲萍雑志』/34 『雲萍雑志』続く/35 柳里恭から兼葭堂へ

第二章 蒹葭堂開館 {1 『昨非集』上木/2 『昨非集』の詩/3 『昨非集』の詩、続く/4 『小雲棲稿』中の蒹葭堂/5 僧義端と「木豬記」/6 大雅と文人画の完成/7 売茶翁高遊外/8 売茶翁逸事/9 混沌詩社の創立/10 『花月吟』と『南浦草』/11 『玉川楼詩集』と『花魁風什』/12 鳥山鶻戮函愎礦啝躪董戞13 『垂葭詩稿』続く/14 『垂葭詩稿』更に続く/15 混沌社のコクトー、葛子琴/16 『葛子琴詩抄』/17 『葛子琴詩抄』続く/18 春水南軒/19 春水の二弟 春風、杏坪/20 福石室は二人か/21 岡田南山と『半間園遺稿』/22 田中鳴門/23 細合半斎/24 岡膽斎/25 その他の同人(一)/26 その他の同人(二)/27 その他の同人(三)/28 北山橘庵とその『詩鈔』/29 『橘庵詩鈔』つづき/30 世粛の詩}

第三章 諸家の蒹葭堂記 {1 開館十年/2 趙陶斎/3 陶斎の『蒹葭堂記』/4 『陶斎先生日記』/5 中井竹山/6 中井竹山のつづき/7 中井竹山の「蒹葭堂記」/8 菅甘谷の「蒹葭堂記」/9 岡白駒の「蒹葭堂銘」/10 片山北海の「蒹葭堂銘」/11 加藤宇万伎と『南窓筆記』/12 「押照浪速なる蒹葭堂のことば」/13 「押照浪速なる蒹葭堂のことば」つづく/14 建部綾足の「蒹葭堂袁称閉作歌」/15 文人作家と世粛との関係について/16 上田秋成/17 秋成の「あしかびのことば」/18 「あしかびのことば」つづく/19 「あしかびのことば」 更につづく/20 木内石亭/21 『雲根志』/22 義端『善謔随訳』/23 『小雲棲稿』の詩/24 『小雲棲稿』の詩、つづく/25 池大雅歿す/26 大雅伝説/27 大雅と蕪村/28 大雅と現代/29 鶻掟任后∈沌社終焉/30 母堂歿す、蒹葭堂完全独立}

第四章 補遺一束 {1 世粛の長崎行/2 長崎での交友/3 奇才平賀源内/4 吉雄耕牛の周辺/5 蘭学の先駆者たち/6 辰巳屋騒動/7 豪商淀屋への幕府の弾圧/8 惣会所紛争から家質騒動へ/9 朝鮮使節の大坂入り/10 那波魯堂と「韓人筆談」/11 『近世浪華学藝史談』/12 つづき、妻妾同居など/13 蒹葭堂会/14 兼葭堂会のつづき/15 懐徳堂のこと/16 蒹葭堂会ふたたび/17 蒹葭堂会と混沌詩社/18 『米汁沽唫』/19 『米汁沽唫』つづく/20 『米汁沽唫』更につづく}

【第二部】
第一章 日記開始 {1 日記の体裁/2 安永八年正月、公事と浦上玉堂/3 同正月の項、続く/4 日記初年度の人物の出入りの見本/5 世粛の処世再考/6 入洛と小野蘭山/7 蘭山と世粛/8 京洛の交遊(その一)大典/9 大典のつづき/10 「西海紀行」/11 対馬の大典より世粛への便り/12 「東帰紀行」/13 京洛の交遊(その二)高芙蓉/14 京洛の交遊(その三)詩人龍草廬/15 歌人、龍草廬/16 京洛の交遊(その四)皆川淇園/17 『淇園文集』/18 『淇園詩集』/19 『淇園詩集』のつづき/20 京洛の交遊(その五)画人蕪村再説/21 俳人蕪村再考/22 京洛の交遊(その六)池田正樹/23 『難波噺』後篇/24 『日記』初年度の人物たち/25 『日記』解読の再準備}

第二章 交遊の拡大 {1 長崎関係と小石元俊/2 世粛と元俊と静山と/3 『日記』初年度の医家たち/4 つづく/5 山岡浚明来訪/6 『類聚名物考』/7 加藤謙斎と蒹葭堂の出版事業」/8 謙斎の『六八本草』刊行/9 考証家世粛/10 山城宇治行/11 山城宇治行のつづき/12 更につづく/13 高山彦九郎来訪/14 高山彦九郎 『京日記』/15 世粛と彦九郎の階級的対立/16 六如上人来訪/17 『六如庵詩鈔』初篇/つづく/19 更につづく/20 初篇の終りまで/21 趙陶斎七十の賀/22 十時梅僉23 増山雪斎/24 世粛の江戸入り/25 世粛送別の宴/26 雪斎の送別の詩、付 立原翠軒/27 天明五年/28 浦静山の横顔/29 『甲子夜話』/30 世粛と静山侯}

第三章 世粛と蘭学 {1 大槻玄沢の『蘭学階梯』/2 『蘭学階梯』つづく/3 天明初期の蘭学の現状/4 「下卷」つづく/5 杉田玄白と『狂医之言』/6 『狂医之言』つづく/7 『一角纂考』由来/8 『一角纂考』上巻/9 つづく/10 更につづく 「一角図」/11 『一角纂考』下卷/12 「下巻」つづく/13 「下巻」更につづく/14 『一角纂考』の序と桂川甫周/15 大槻玄沢『六物新志』}

第四章 蒹葭堂全盛 {1 蠣崎波響来訪/2 朽木昌綱と『西洋銭譜』/3 世粛の伊勢行と宣長訪問/4 司馬江漢来訪/5 『江漢西遊日記』巻の一/6 『西遊日記』巻の一 つづく/7 『西遊日記』巻の二/8 僧月僊/9 『西遊日記』巻の三と春木南湖/10 『西遊日記』巻の四 長崎入り/11 画家江漢/12 『春波楼筆記』/13 谷文晁来訪/14 文晁の修業時代/15 第二部を終るに当って}

【第三部】
第一章 酒造違反と伊勢引退 {1 世粛の後半生の謎/2 酒造石高違反事件/3 伊勢引退の事情/4 画人雪斎/5 世粛長島行き/6 梅僂汎鄒酳限◆7 釧雲泉来訪/8 世粛京坂旅行と福原五岳/9 京坂旅行の忙しい交遊/10 岡田米山人}

第二章 文人画家世粛 {1 文人画の諸家(その一) 青木夙夜/2 文人画の諸家(その二)月峯、五岳、介石、玉洲、耕夫/3 文人画の流入経路/4 文人画の諸家(その三)熊嶽、閬苑、春嶽/5 文人画の諸家(その四)周峯、森狙仙、徹山、春渓/6 文人画の諸家(その五) 蘭斎、竹石、杏堂、竹窓、巽処、藍江/7 文人画の諸家 (その六)董堂、孔寅、芳中/8 文人画の諸家 (その七)青木木米/9 9 文人画の諸家(その八)春川、玉山、関月/10 文人画の諸家(その九)如圭、雪操、半江/11 風俗画、月岡派/12 写実派、円山応挙/13 『古画備考』中の応挙/14 『近世絵画史』中の応挙/15 現代の応挙観/16 円山四条派 呉春と蘆雪/17 異端派曾我蕭白/18 異端派伊藤若冲/19 岸派と岸駒/20 文晁と世粛/21 文晁と世粛 つづき/22 玉堂と世粛/23 玉堂と世粛 つづく/24 竹田と世粛 一/25 竹田と世粛蘭 二/26 竹田と世粛 三/27 竹田と世粛 四/28 竹田と世粛 五/29 文人画家、木世粛/30 竹田の画壇評}

第三章 学芸界の人々 {1 竹田の『山中人饒舌』/2 竹田の『屠赤瑣瑣録』/3 『屠赤瑣瑣録』つづく/4 『竹田荘詩話』/5 『竹田荘詩話』つづく/6 竹田のボエジー/7 『蘭畹摘芳』/8 『蘭畹摘芳』つづく/9 おらんだ正月とケルレル来訪/10 『北禅文草』/11 蒿蹊、南谿らの望遠鏡による天体観測/12 高山彦九郎自刃/13 秋成の京への移住/14 秋成の『清風瑣言』/15 佐藤一斎来訪『言志録』/16 『言志録』つづく/17 『六如庵詩鈔』二篇/18 『詩鈔』二篇 つづく/19 『詩鈔』二篇 更につづく/20 松平定信と『集古十種』/21 『集古十種』つづく/22 本多利明『西域物語』/23 『善謔随訳』続編/24 玉洲の『絵事鄙言』/25 『絵事鄙言』つづく}

第四章 晩年と終焉 {1 晚年の悲境/2 立原翠軒来訪/3 中井竹山の『逸史』/4 『逸史』と『外史』/5 大田南畝来訪/6 『遡遊従之』/7 『遡遊従之』つづく/8 大江丸の年賀/9 『俳懺悔』/10 『俳懺悔』つづく/11 大江丸の発句/12 葬儀と墓碑/13 墓碑つづく/14 補道若干/15 ケルレル来訪、追記/16 ケルレルと長崎/17 ケルレルと江戸/18 蘭館長へンミーの怪死/19 世粛の死の前後での世評/20 『山中人饒舌』の革命的評価}

第五章 歿後と後世 {1 世代の崩壊/2 兼葭堂博物館の没収/3 つづく/4 更につづく/5 諸国人の敬意/6 金石学者世粛/7 近代の世粛観/8 現代の世粛観/9 サロン人、世粛/10 別れにあたって}

蒹葭堂年譜(久保三千雄)
あとがき・注解(瀬木慎一)
真一郎と江戸漢詩文書 ―あとがきにかえて(佐岐えりぬ)

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