1998年7月号 A5判 P188 角僅イタミ 表紙僅汚れ 目次ページ、P60、96、118、178上角折れ跡
目次:
【特集:横断するラフカディオハーン 小泉八雲】
横断するハーン、西洋キリスト教文明を越えて
ギリシャ人の母は日本研究者ハーンにとって何を意味したか(平川祐弘)
フェミニストな夢/「女の記憶」という名の図書館(西成彦)
心情の人 ラフカディオ・ハーン(仙北谷晃一)
ハーンと音楽 ―ケーベル、チェンバレンとの比較において(中村洪介)
「ヘルンな外人」という翻訳現象(池田香代子)
「百年後」の能舞台 ―『漱石とヘルン』の背(坂手洋二)
小さな魂の小さな怪談(高橋英夫)
クレオール、バラッド、そのほか
ハーンが採集したクレオール民話について(ルイ・ソロ・マルティネル 訳:平川祐弘)
ハーンと英国のバラッド ―ハーンが取り上げなかったバラッドの傑作(高橋宣勝)
ハーンと料理 ―ニューオーリーンズ時代(河島弘美)
小泉八雲と武士の娘たち(遠田勝)
近代日本とハーン
坪内逍遥と小泉八雲 ―新資料からみて(関田かおる)
柳田国男とハーン(岩本由輝)
夏目漱石とハーン(平岡敏夫)
田山花袋とハーン(宮内俊介)
萩原朔太郎とハーン(林浩平)
佐藤春夫とハーン(中村三代司)
ハーンとカール・フローレンツ ―日本の神々との対峙をめぐって(佐藤マサ子)
作品を読み込む
『日本 ―ある解釈の試み』 ハーンの「難しさ」―モラエスからのある視点(竹内信夫)
『心』ラフカディオ・ハーンの(藤沢全)
『怪談』「耳なし芳一」について(牧野陽子)
小泉八雲年譜 ハーンの足跡図(小泉凡)
小泉八雲参考文献目録一( 同 )
【追悼:郡司正勝先生を悼む(鳥越文蔵)】
名篇の新しい評釈
秋の野に誰が脱ぎ掛けし藤袴ぞも 古今和歌集評釈186(小町谷照彦)
逢はでやみにし憂さを思ひ 徒然草評釈(久保田淳)
連載86 近代小説新考 明治の青春 島崎藤村「水彩画家」(その八)(野山嘉正)
・・・ほか