昭和42年　Ａ５判　P169　全体に経年によるヤケ、汚れ、少イタミ　函イタミ多　本体表紙少反り

“科学というものは、なにをうみだすか、はかりしれないものです。〈略〉
その科学の発達には、だれもが目を見はります。そして、科学者たちは、なおも、毎日、あたらしいものをおいもとめて、研究をつづけています。それも人類の幸福のためにです。じぶんたちの研究が、ひとびとをいっそうしあわせにすることをねがって。
だが科学者たちのねがいとは、うらはらに、あたらしい発見、発明が、人間をとてつもなく不幸にすることがあります。原爆だってそのひとつです。
この『光る雪の恐怖』も、ある発見が、たいへんな怪物をうみだすことになって、大さわぎになったはなしです。どんな怪物かは、とにかくよんでいただければ、わかります。このような事件が、わたしたちのまわりでおきないという保証はないのです。”（本書「はじめに」より）

目次：
おかしなふぶき
大きくなった雪だるま
ふぶきがやまなければ……
あやしい死にかた
ひからびた野ネズミ
ふたごの雪の結晶
風と反対に動く
雪のかべ
山ぜんたいを！
カレンがいない
アメーバの怪物
せまってきたきり
とらえられた雪
力をあわせて