1992〜98年 四六判 帯・月報揃 各巻カバー背ヤケ、端僅イタミ 天時代シミ、小口僅湿気波打ち 第2巻帯および第4巻カバー端僅キレ その他各巻詳細は商品説明欄をご参照ください
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“『シモーヌ・ヴェーユ カイエ』全四巻は、プロン社より刊行された『カイエ』全三巻(CAHIES I, II, III, Paris, Plon, 1951)の翻訳、および七冊のアメリカ・ノートと一冊のロンドン手記(その一部は『超自然的認識』として公刊された)の全訳から成る。”(凡例より)
キリスト教、ギリシャの文学や神話、インド哲学、幾何学や量子論など、シモーヌ・ヴェイユが思索の断片を考えつくままに綴り、1942年にフランスを去る際に友人ギュスターヴ・ティボンに託した11冊のノートを翻訳。
【第1巻】訳:山崎庸一郎、原田佳彦 1998年 P472+索引P9 カバー僅凹み 月報下端少イタミ
“ヴェーユの見解に全面的に賛成したりする人は想像できない。だが同意や拒絶は二義的問題である。重要なのは、一つの偉大な魂に触れることだ。―T.S.エリオット”(帯文)
目次:
編者注
カイエI〜IV
諸ウパニシャッドからの抜粋
訳者あとがき
索引
月報:根源からの思索(酒井健)/シモーヌ・ヴェーユと喜美ちゃんの娘(三枝和子)/『カイエ(雑記帳)』メモ
【第2巻】訳:田辺保、川口光治 1993年 P529+索引P16 帯に3ミリ程度のキレ 月報端少イタミ、僅シミ汚れ
“模範的な生涯のなかでも、その誇張と自己毀損の程度において無茶と言いたい、このような生涯が、シモーヌ・ヴェーユの生涯であったのだ。―S.ソンタグ”(帯文)
目次:
編者注
カイエV〜VIII
『バガヴァッド・ギータ』の訳
訳者あとがき
月報:ヴェーユ管見(鈴木照雄)/「救われたヴェネチア」周辺(稲葉延子)/『カイエ(雑記帳)』メモ2
【第3巻】訳:冨原眞弓 1995年 P428+索引P20
“廉直の力によって偉大、絶望の念なくして偉大、このような徳によってヴェーユは今でも孤独だ。しかし、それは希望を担った先駆者の孤独である。―A.カミュ”(帯文)
目次:
編者注
カイエVIII(承前)〜XI
訳者あとがき
索引
月報:シモーヌ・ヴェーユとハンナ・アーレント(山之内靖)/カタランの明るい浜辺(笠井潔)/『カイエ(雑記帳)』メモ3
【第4巻】訳:冨原眞弓 1992年 P615+索引P19 カバー上端に7ミリ程度のキレ 月報僅汚れ
“その明晰さと、大胆なペシミスムと、不可能なものにひきつけられる極端な勇気とで、シモーヌ・ヴェーユは好感を呼ぶドン・キホーテだった。―G.バタイユ”(帯文)
目次:
プロローグ
アメリカ・ノート
ロンドン手記(一九三四年)
訳者あとがき
月報:世界をよこにつなげる思想(須賀敦子)/シモーヌ、アンドレ・ヴェイユとの拮抗(佐々木力)/『カイエ(雑記帳)』メモ1