昭和44年　Ａ５判　P182　全体的に経年によるヤケ大、汚れ、少イタミ　帯・カバースレ　小口シミ

装幀：池田龍雄
挿絵：武部本一郎

Ｅ・Ｅ・スミスのスペースオペラ「レンズマン」シリーズの冒頭にあたる物語を児童向けに翻訳。

“遠い未来―地球人は、もうこの太陽系はおろか、銀河系字宙へもどんどん進出して、ほかの太陽系の星の生物たちと、なかよく行き来しています。
　しかし、いつの時代になっても、わるものは、やはりいます。宇宙海賊です。海賊は、星から星へととぶ宇宙船を、つぎつぎとおそって、積み荷をうばいとり、そのうえ、乗組員やお客を、ひとりのこらずころしてしまうのです。手がかりはまったくありません。
　ちょうどそのころ―あたらしくつくられた銀河パトロール艇「ブリタニア号」に、キムボールという青年が艇長としてのりこんできました。宇宙海賊の正体をつきとめる―これがキムボールにあたえられた住務です。そしてかれはいさましく星の海へと出発していくのです。さあ、どんな事件がまきおこるか、みなさんも銀河パトロール隊といっしょに、はてしない宇宙の暗黒のなかへとびたっていってみましょう。”（本書巻頭「読者のみなさんへ」）

目次：
パトロール隊出動／宇宙船からのSOS／つっこめ！／レンズ・マンの危機／指令部からの電波／なぞの第二惑星／テレパシーの声／ぼくをしばってくれ／あくまの星人／こっちへおいで！／ヘルメットをつくれ／しのびこむ三人／成功した計画／ロケット艇、応答せよ／また一難／ちかづいてくる海賊船／救命ロケット艇の活躍／追ってきたぞ！／絶体絶命のピンチ／電子頭脳のこたえ／銀河パトロールの作戦／アンダスン船長／墓場星区の基地／地下のひみつ工場／ボスコーンの正体／さいごの決闘

銀河パトロール隊」について（解説）