昭和44年初版　四六判　P221　全体に経年による少ヤケ、少汚れ　帯少破れ　本体ビニールカバー収縮による端キレ　スピン切れ

装幀：金森達
函絵・口絵・挿絵：武部本一郎
挿絵：斎藤寿夫

バン・ボークトの作品を児童向けに翻訳。
表題作のほかに「人間怪獣ボルク」を収録。

“人類の科学力とつぎつぎとおそいかかる怪物たちの超能力が、大宇宙をバックに、火花を散らす！”（宣伝文）

“まだ知られていない星を探検し、その土地をしらべ、生物をつれてかえることを目的に一〇〇〇人の科学者をのせて宇宙を飛びつづけるビーグル号。だが、バケネコや植物人間、魔人など、つぎつぎにおそいかかってくる宇宙怪物の超能力の前に、乗組員は130人も殺され、ビーグル号はいまや地獄船のようになった！
ほかに、火星を舞台にした『人間怪獣ボルグ』の話ものっています。”（帯裏紹介文）

目次：
【宇宙船ビーグル号の航海】
第一部　宇宙怪猫ケアル
　｛死の星に着陸／イドをもとめて／危険な乗客／廃きょのさん劇／芸術星のペットか？／なぜカリウムは消えたか／地獄船ビーグル号／バケネコ撃退作戦会議／宇宙空中戦｝

第二部　幻影戦争
　｛恐怖の催眠光波／人間モルモット／輝く白光都市／美しき星の名は？｝

第三部　寄生怪獣イクストル
　｛エネルギーをもとめて／宇宙怪獣生けどり作戦／恐怖のタマゴ／933びきの怪獣／総員退去／永遠の暗黒の夜を｝

【人間怪獣ボルグ】
　｛宇宙船のつい落／禁断の木の実／ゆうれい都市探検／火星のロビンソン／侵略者をおくる歌｝

科学用語辞典

科学読物　月への道は遠かった
　｛不運だった先駆者ゴダード／天才少年ブラウン／最初の宇宙ロケット／米ソの宇宙競争／とうとい儀牲者／8年と8兆円をかけて／危険な予行演習／月を第八の大陸に｝