2005年12刷 文庫判 P411+付録P37
“この本はなんとシャーロック・ホームズの生涯を、ホームズ特語とその周辺の資料から再構成してしまったというホームズファンもびっくりの奇書である。「注釈つきシャーロック・ホームズ全集」の注釈者としても有名なW・S・ベアリング=グールドによって完成をみたこの架空の伝奇は、いまやホームズ関係の古典として知られ、多くの読者をもつに至った。”(カバー裏紹介文)
目次:
第一章 ぜいたくな放浪者/第二章 シャーマン老人、ウィンウッド・リード、メートル・バンサン、モリアーティ教授/第三章 オックスフォード大学、ケンブリッジ大学在学/第四章 モンタギュー街時代/第五章 演劇公演、アメリカとイギリス/第六章 ベイカー街での初期の頃/第七章 最初のワトスン夫人/第八章 あの婦人/第九章 オレンジの種、赤毛の男、青いガーネット/第十章 再びベイカー街へ/休憩室 『タイムズ』紙掲載の三つの記事より/第十一章 マイクロフト・ホームズ氏との出会い/第十二章 四つの署名/第十三章 ジェイムズ・モーティマー医師とヘンリー・バスカヴィル卿/休憩室 『タイムズ』紙掲載の二つの記事より/第十五章 売春婦殺しのジェック/第十六章 二番目のワトスン夫人/第十七章 最後の事件?/休憩室 作家ワトスン/第十八章 モンテネグロでのしのび会い/第十九章 未知の世界へ/第二十章 シャーロック・ホームズの生還/第二十一章 事件は再び/第二十二章 多忙な日々/第二十三章 三代目ワトスン夫人/第二十四章 サセックス台地/第二十五章 最後の挨拶/エピローグ 黄昏に彷徨するシャーロック・ホームズ
訳者あとがき
文庫版あとがき
シャーロック・ホームズ年譜
付録I 原典の事件名と邦訳事件名との対照表
付録II 年代順事件簿
付録III 事件名による出典ならびに発生年月日の索引
付録IV 事件名邦訳対照表
付録V 邦訳文庫本既刊一覧
付録VI 英国の貨幣制度と当時の物価
付録VII シャーロッキアン度検定問題集