2004年 文庫判 P240
“ケルト神話やアーサー王伝説がいまも息づく国・英国は、魔女と妖精の発祥の地でもある。至るところにミステリアス・スポットが点在し、主要都市では、夜ごと「ゴースト(幽霊)ツアー」が催される。『ハリー・ポッター』や『ロード・オブ・ザ・リング』は、そうした歴史と風土から生まれた。未知との遭遇に誘う〈英国・異界ガイド〉!”(カバー裏紹介文)
目次:
はじめに
ファンタジーの世界へようこそ ―監修者まえがき
【第1章 魔女、妖精、幽霊 ―その正体とは?】
魔女とは本来「賢い女」だった
英国の妖精と日本の妖怪の違い
英国の幽霊は怖くない!
ファンタジーの名作が英国で生まれるワケ
【第2章 いざ異界スポットへ ―プランの立て方、アクセス法】
六つのエリアから目的地を選ぶ
自分の足で訪ねてこその「アザーワールド」
カントリーサイドのホテルは料金もリーズナブル
語学力より好奇心
{ロンドンおよび近郊へのアクセス/コーンウォールへのアクセス/マン島へのアクセス/ウィルトシャーへのアクセス/イングランド中・北部およびウェールズへのアクセス/スコットランドへのアクセス}
【第3章 魔女と妖精が待つ町や村 ―神秘な世界を満喫する】
ロンドン ―知る人ぞ知る「幽霊の本場」
コーンウォール ―歴史ロマンに満ちた妖精の王国
{ダートムーアでいたずらな妖精ピクシーに出会う/ボドミン・ムーアの異界へとおざなう伝説の湖へ/ボスカースルの魔女博物館では「魔女のホウキ」も買える/アーサー王生誕の地・ティンタージェル/キャメルフォードの「アーサリアン・センター」に立ち寄る/芸術家の理想世界、セント・アイヴス/人魚伝説の村、ゼノア/ゼノア、モルヴァ、メイドロンは「鉱山妖精ノッカー」の道案内で/コーンウォール観光の拠点、ペンザンス/妖精の城と巨人伝説の町、マラザイアン/地の果て、ランズ・エンドには神秘的な劇場が}
マン島 ―アイリッシュ海に浮かぶ妖精の島
{ダグラスでは野ウサギの妖精がお出迎え/フェアリー・ブリッジで願いごとを「おみくじ」に託す/カースルタウンにも妖精城が/先史時代への入口、ミュル・サークル/恐怖の妖犬が現われるというピール城/聖トリニアンの屋根なし教会は妖怪バゲインの住処?/オーリ王の墓とモーホルドのケルト十字}
ウィルトシャー ―幻の道・レイラインに宿る地霊たち
{欧州一の巨大遺跡、ストーンヘンジを訪ねる/エイヴベリーには四千年前のストーン・サークルが/シルベリー・ヒルは古代の天文台?/白馬の地上絵 ―誰が、何のために描いたのか/妖精が集まる緑の丘、グラストンベリー・トア}
イングランド中・北部およびウェールズ ―サクソンとケルト文化の相克の地
{最高学府・オックスフォード大学にも幽霊が出没!/シェイクスピア生誕の地? ストラトフォード・アポン・エイヴォン/ノッティンガム、シャーウッドの森はロビンフッドゆかりの地/城塞都市、ヨークの博物館では監獄の展示を見物/ランカスター城で魔女を偲ぶ/ウェールズには幻想的な古城が点在}
スコットランド ―魔女・妖精・幽霊は北の王国にも
{血塗られた世界遺産の都市、エディンバラ/スコットランドのゴースト城に泊まる/スカイ島の妖精城には妖精の子孫がいまも}
『ハリー・ポッター』『ロード・オブ・ザ・リング』の舞台をたずねて
英国の魔女・妖精・ファンタジーの歴史 ―ケルト神話、アーサー王伝説からハリー·ポッターまで
旅を充実させるためのインフォメーション
参考文献
あとがき