オイディプスの刃 赤江瀑 角川書店

昭和51年5版 四六判 P256 帯スレ、ヤケ、端破れ多 カバー端イタミ、背ヤケ大 小口汚れ ページ上角薄く折れ跡

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昭和51年5版 四六判 P256 帯スレ、ヤケ、端破れ多 カバー端イタミ、背ヤケ大 小口汚れ ページ上角薄く折れ跡

装幀:横尾忠則

“第一回角川小説賞受賞 異才赤江瀑の妖美華麗なロマンの世界!
名刀「備中次吉」の刃の妖しいきらめき、……「疑惑」の花ラベンダーの芳醇な香…。
夏の午後、大迫家に起った惨劇をプロローグに、ギリシア悲劇の王オイディプスのように母を愛した三人の兄弟の運命を、謎を秘めた劇的展開で描く、著者会心作。”(帯文)

“惨劇は、明るい陽光のふり注ぐ夏の日の午後、大迫家に起こった。
庭木立の、赤いハンモックにまどろむ、刀研師秋浜泰邦の若々しい肉体に振りおろされた名刀の白刃、その刃で胸を突いた母の死、それに続く父の割腹。
白日夢に似た、三つの死は、大迫家を一挙に瓦解させ、長男明彦は、母と同じ調香師の道を選び、次男駿介は、酒場マスターとなって自暴の日を送った。 そして、三男剛生は、謎の失踪をしたが。……美貌の母と妖刀「備中次吉」の魔力と、「疑惑」の花ラベンダーの芳潤な香りに魅かれて運命を狂わす三人の兄弟を描き、妖美華麗なロマンの世界を織りなす、俊英初の長篇小説。第一回角川小説賞受賞。―(ATG映画化)”(カバー袖紹介文)
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