1985年 A5判 P211 カバースレ、背から端にかけて少ヤケ
目次:
序(Focal on Ambasadoir〈駐日アイルランド大使〉)
まえがき
第1章 序論
1 ゲール文学の源流
2 黄金時代への展望
3 アングロ・アイリシュ文学の傾向
4 現代アイルランド文学の様相
第2章 大陸ケルト語の成立と崩壊過程
1 ハルシュタット鉄器文化の流れ
2 ラ・テーヌ文化
3 スキシアの西進
4 ケルト民族の発生
5 ケルト系種族の移動と文化圏拡充
6 ローマ軍の進攻
7 ウェルキンゲトリックスの英雄的活躍と悲運
8 ケルト語の崩壊過程
第3章 島峡ケルト文化の発達
A ブリテン島へのケルト人の渡来とローマ軍の進駐
1 ケルト人のブリテン島上陸
2 ローマ軍の進攻
3 カレドニアとピクト族
B アイルランド島有史前のすがた
1 ヨーロッパ大陸と地続きであったアイルランド
2 氷河期のあとに出現した森林に「榛」
3 アイルランド島最初の住民
4 ケルト語ではない地名の残るアラン諸島
5 巨石文化の担い手たち
6 ハルシュタット系文化の継承者と金製品輸出国の工芸家たち
7 タ・テーヌ文化の担い手たち
8 アイルランド島へのケルト系諸部族の渡来と定住
{1 ケサールの渡来/2 パーソランの渡来/3 ネミディアンス族の渡来/4 フォーモリアン族の渡来/5 フィルボルグ族の渡来/6 トゥアハ・デ・ダナーン族の渡来/7 マイリージァン族の渡来}
9 Q-ケルト語とP-ケルト語の共存
10 古代ゲール語の方言はどこからくるか
第4章 アイルランド文学の黎明期
1 口承文学の世界 ―ベール文学抬頭期
2 最古の詩人か、アマギン
第5章 アイルランドの古文学
1 古代宗教 ―ドゥルイド教とキリスト教伝来
2 僧院と学問 ―聖パトリックと聖コロンバの活躍
3 二大聖人に続く学僧たちの文学的功績
4 アイルランド文学黄金時代の拾頭
{1 ロ承文学と文字文学の併存/2 ケルト文字の発達と修道院/3 民間伝承と歌謡}
5 古代ゲール語の性格
参考文献
主要語素引
アイルランド文学の歩み(表)
アイルランドの州名(地図)