平成2年2刷　四六判　P374　函カバー少時代シミ、角スレ　本体セロハンカバー欠　月報上端折れ跡

“キャロル、モリス、トールキンら英国ファンタジストの偉大な先駆者マクドナルドがノヴァーリス『青い花』の深い影響下に妖精界へ向け旅立つ主人公を描く長編ファンタジー！”（函カバー紹介文）

“・・・彼の初期の代表作であり、現実界と妖精圏を自在無碍に往来する主人公を描く本書は、「私の想像力を洗礼した」とＣ・Ｓ・ルイスを驚嘆させ、Ｗ・Ｈ・オーデンにより“夢の文学〈ドリーム・リテラチャー〉”と顕揚されるに至る、傑作ファンタジーである。”（函カバー裏紹介文より）

目次：
序（Ｃ・Ｓ・ルイス）

ファンタステス（Ｇ・マクドナルド）
　｛第一章〜二十五章｝

夢見る力と夢の力（蜂谷昭雄）

月報：
夢みる結晶　マクドナルドと十九世紀妖精物語の意義（荒俣宏）／〈夢〉と〈人生〉　キャロルとマクドナルド（法水金太郎）／パラドキシア・ファンタスティカ　幻想文学の余白に12（高山宏）