昭和39年　Ａ５判　P363　函ヤケ大、時代シミ多、スレ　本体ビニールカバー端破れ　小口ヤケ、時代シミ　P141シミ汚れ

おもに近世〜近代を中心とした文献や調査記録を逍遥、また著者自身の経験からも取材し、日本における犬の飼育・利用に関する文化史、狩猟に関する報告、日本狼と日本犬の生物学的な考察を収める。

目次：
まえがき

Ｉ
御放犬「永富白」の図／犬の相形／犬の繋ぎ形／犬の道具／犬請取渡しの作法／鷹犬詞大概／犬体各部の名称／徳川将軍家の犬の訓練場／犬の諸病薬方の伝／鴨寄犬と餌鳥の秘伝／『犬狗養畜伝』の紹介／『犬の草紙』六巻／昔の犬飼育訓練書／昔の鹿、猪の身体名称／犬のお伊勢参り

ＩＩ
獣肉の味／猪のはなし／秘境三面村の見聞記／北海道、樺太調査行／史前犬の調査旅行談

ＩＩＩ
『両羽博物図譜』の紹介／日本狼総論／日本犬と狼との関係／日本狼の足／日本狼の頭骨／先史遺跡に見る犬の土偶と家犬の形態

ＩＶ
犬の歴史／日本犬とはどんな犬か／日本犬の標準と解説／日本犬の耳／日本犬の眼／歯の問題とその知識

Ｖ
忠犬「ハチ公」

家蔵文献目録
あとがき（戸川幸夫）