1992年 14.3×22.1 P246 表紙少汚れ
全246ページのうち特集168ページ。
目次:
【20世紀エロスのトポグラフイー 6】生の劇場 ―プラハ・密室・幻想・ヌード(伊藤俊治)
【カフカのかなたへ 18】西の西(池内紀)
【耳目抄 119】海猫の島(竹西寛子)
【詩】
ある男(田村隆一)
水声(早板類)
薔薇・Ms.Caligula(来住野恵子)
【食客風雲録最終回】汝、何の面目ありて余に見ゆるか(草森紳一)
特集 ジャン・ジュネ 牢獄・同性愛・政治
【ジュネのいる風景】
ジュネとの出会い(篠沢秀夫)
ジュネ、ジャコメティ、ミフネ(石井好子)
ふたりのジャン ―ジュネとコクトー(ミロラド 訳:笠井裕之)
シュネ、笑いとレクイ エム(立花英裕)
【遺作/回想記】トルコの夜 ―『恋する虜』から(ジュネ 訳:鵜飼哲)
【エッセイ】
同性愛についての断章(ジュネ 訳:平井啓之)
小さな真四角に引き裂かれ便器に投げこまれた一幅のレンブラントから残ったもの(ジュネ 訳:鵜飼哲)
【書簡】和解なき友愛のあかしに(荒木敦)
【対話】伝説と鏡のかなたに(ジュネ、ワンヌース 訳:鵜飼哲)
【愛・革命・詩】
ジュネの時間(宇野邦一)
「兄弟のごとく、時おなじくして、愛と死が…」(鵜飼哲)
夢みるパレスチナ(梅木達郎)
【ジュネの聖性】『イジチュール』の彼方へ ジュネ、マラルメ、サルトル(平井啓之)
【特別寄稿】
ジャン・ジュネの戦争(A・ディシイ 訳:鵜飼哲)
魅了する物語 ―『恋する虜』読解(P・ブゴン 訳:武内旬子)
【Chronology】ジャン・ジュネの生涯 ―略年譜
コラム ワールド・カルチュア・マップ
【アメリカ】“今”を代表する英米作家の精華集(風間賢二)
【フランス】解体する身体 エルヴェ・ギベールの生と死(谷昌親)
【イギリス】権力と真実 ―今春のロンドン演劇から(本橋哲也)
【ドイツ】見られる即ち見る シャウビューネのボートー・シュトラウス(園田みどり)
【オーストリア】オーストリア映画週間(松山文子)
【イタリア】斜に構えて戯れに書くかのようにょの L・マレルバの脳作業(古賀弘人)
【ラテンアメリカ】冒険の成果(新谷美紀子)
【ロシア・東欧】ロシア伝統交化への回帰の行方(中沢敦夫)
【中国】不安の街の少年たち 台湾映画『牯嶺街少年殺人事件』(藤井省三)
【幻想】吸血鬼ブーム(大瀧啓裕)
【SF】アイザック・アジモフの記憶(巽孝之)
【今月の作品】
【われ発見せり】ヘミングウー博物館(今村楯夫)