昭和53年3版　Ａ５判　P332　函ヤケ、角少スレ　本体表紙少汚れ　小口時代シミ

日本、中国、インド、ペルシア、エジプト、ギリシアなど、東西さまざまな地域の地獄観・他界観について紹介するとともに、各章冒頭に著者自身の回想をまじえた随筆的文章を付す。

目次：
なぜ地獄か〈はじめに〉
黄泉への傾斜〈日本＝1〉
贖罪の王子〈日本＝2〉
闇を持ち歩く者〈日本＝3〉
霊魂の憑る山〈中国＝1〉
善悪論争〈中国＝2〉
新しきYama〈インド＝1〉
奈落と涅槃と〈インド＝2〉
咒の復活〈インド＝3〉
光明と暗黒と〈ペルシア〉
音なき冥闇〈メソポタミア〉
死者の国の王〈エジプト＝1〉
審判の通過〈エジプト＝2〉
彼岸へ向かう舟〈ギリシア＝1〉
死を通しての生〈ギリシア＝2〉
記憶としての他界〈ギリシア＝3〉
生命の火の消滅〈ギリシア＝4〉
修辞としての救済〈ローマ＝1〉
贋の神話・贋の世界〈ローマ＝2〉
喪われた楽園〈ヘブレオ＝1〉
アクチュアルな来世〈ヘブレオ＝2〉
永遠なる未来者〈ヘブレオ＝3〉
救世主の復活〈キリスト教＝1〉
現在形としての終末〈キリスト教＝2〉
精霊の導き〈キリスト教＝3〉
黙示と創世と〈キリスト教＝4〉
愛の冥府下り〈キリスト教＝5〉
超えるための時間〈キリスト教＝6〉
封印された真理〈キリスト教＝7〉
十字架としての文字〈おわりに〉

私と地獄＝あとがきに代えて