平成元年再刊版 B6判 和綴じ・ソフトカバー P233 帯角折れ跡、背少ヤケ 函ヤケ
旧字旧かな遣い
“本書は仙術研究家として著名な佐藤進一が昭和10年に刊行した名著の再刊である。内容は、不老長寿の秘奥を、服気術・導引術・調気術などの秘法、秘伝を平易に解説したものである。特に本書の一大特色となっているのは、散逸した古文献を丹念に収集、再録編集した点であり、貴重な仙道文献として原典価値を持っている。”(帯文)
目次:
【第一篇 本論】
第一章 神仙道の意義
第二章 天隠子養生書 {第一 神仙篇/第二 易簡篇/第三 漸門篇/第四 齋戒篇/第五 安處篇/第六 存想篇/第七 坐忘篇/第八 神解篇/第九 本書の內容に就いて}
第三章 保生要録 {第一 序文/第二 神気を養ふ/第三 肢体の運動/第四 衣服の調節/第五 居所の選択/第六 薬枕}
第四章 服内元気訣 {第一 進取訣/第二 転気訣/第三 調気訣/第四 嚥気訣/第五 行気訣/第六 錬気訣/第七 委気訣/第八 閉気訣/第九 布気訣/第十 六気訣/第十一 気液を調する訣/第十二 飲食調護の訣}
第五章 八段錦法 {第一段〜第八段}
第六章 導引却病歌訣 {第一 気血の流暢/第二 四肢の健全/第三 遣精/第四 無病息災/第五 濁悪の気の排泄/第六 病根の退散/第七 歯の疾患/第八 頭髪漆黒/第九 内障・外翳の退散/第十 脳の剛健/第十一 病魔襲来の予防/第十二 皮膚の光沢/第十三 疼痛・腫物の全治/第十四 丹田服気の効果/第十五 食養/第十六 自然に還れ}
第七章 導引座功(陳望夷) {第一 陰暦正月一日―十五日/第二 陰暦正月十六日―月末/…〈略〉…/第二十三 陰暦十二月一日―十五日/第二十四 陰暦十二月―月末}
第八章 治萬病座功訣 {第一 概論/第二 概括的服気導引法(一 肺臓の疼痛/二 心臓の下部の不快感/三 耳・風邪・頭痛/四 肋間神経痛・神経痛/五 顔容の若返り/六 臀・背の神経痛/七 頭痛/八 両手の腫物/九 胃病/十 手足の麻痺}/十一 胸部・脚部の冷え/十二 膝頭の神経痛・脛部の冷え/十三 全身疲労/十四 脛部の麻痺/十五 屈伸困難の手足・夜盲症/十六 下腹の冷え・消渇/十七 両脚の神経痛/十八 腰部・背部の疼痛/十九 両脚の神経痛/二十 全身の麻痺・吐逆/二十一 腹痛/二十二 麻痺/二十三 体躯左側または右側の諸病/二十四 血脈の結滞}
【第二篇 補説】
第一章 無我の境地は胎息のみ(金櫃抄録)
第二章 死気と精気(玄禾)
第三章 慎独要諦(李真人)
第四章 一年後の效験(高濂)
第五章 服気法の一種(同上)
第六章 飯食の調節(元陽経)
第七章 握固に就いて(延寿類要)
第八章 乾沐浴(李真人)
第九章 房中論(大司馬浚川)
【第三篇 列仙伝】
第一仙 一天師(後漢時代
第二仙 趙昇(後漢時代)
第三仙 董奉(三国時代)
第四仙 左慈公(三国時代)
第五仙 路大安(三国時代)
第六仙 葛仙公(三国時代)
第七仙 裴航と雲英(唐時代)