ボーヌで死ぬということ 〈中世の秋〉の一風景 田辺保 みすず書房

1996年 四六判 P271 帯付

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1996年 四六判 P271 帯付

“ペスト、皮剥ぎ、死の舞踏、ジャンヌ・ダルク…。中世の秋に誕生した〈ボーヌ施療院〉の現在と過去を往還し、生と死をみつめる感動の書。もう一つのルネサンス。”(帯文)

“フランスはブルゴーニュ地方にある町ボーヌ、ワインの産地として名高いこの地には、赤、黄、緑など人の眼をうばう色調でつくられたボーヌ施療院がある。15世紀末以来、この建物の中で人々は病いを癒し、老い、ロヒール・ファン・デル・ウェイデン作「最後の審判」にみとられつつ、死をむかえたのだった。
15世紀前後のヨーロッパはペストが猛威をふるい、「皮剥ぎ」が横行し、「死の舞踏」が流行した時代、延々とつづく百年戦争のさなか、オルレアンの少女ジャンヌ・ダルクが奇跡のように登場し、同時にまたジル・ド・レが凄惨をきわめていた時代だった。
ホイジンガ『中世の秋』の舞台である。著者は、ボーヌ施療院建造へといたる、これら中世のさまざまな事件に思いをはせ、そこに数々の人間ドラマを発見してゆく…
死について、病院の起源についてなど、多層のテーマを重ねながら、決して「暗黒時代」とはいえない「もう一つのルネサンス」を、著者はしかと見つめている。感動の書き下ろし歴史紀行。図版多数。”(カバー裏紹介文)

目次:
第一章 ボーヌ施療院を訪ねる
第二章 ファン・デル・ウェイデン「最後の審判」を見る(一)
第三章 ファン・デル・ウェイデン「最後の審判」を見る(二)
第四章 「中世の秋」を生きる(一) ―ペスト禍の中で
第五章 「中世の秋」を生きる(二) ―「皮劉ぎ」の襲来
第六章 「中世の秋」を生きる(三) ―「死の舞踏」を踊りつ
第七章 ブルゴーニュ公フィリップ・ル・ボンのこと
第八章 二コラ・ ロランとボーヌ施療院

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